式内社の乳イチョウ 名古屋市多奈波太神社
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
変な天気が続きますねぇ。
昨日は晴れ、今日は晴れマーク、そして明日も晴れマーク・・・・ですが突然の豪雨、本当にやめて欲しいです。(苦笑)
多奈波太神社
本日やって来たのはここ、名古屋市内にある多奈波太神社です。
創建年 不明
旧社格・等級等 村社・七等級・式内社
祭神 天之多奈波太姫命・應神天皇・大山津見神・素戔嗚尊・天照大神・大己貴命
さて、本日やって来たこの神社には「乳イチョウ」と言う珍しい木があるそうなのです。
ん?
兎?
可愛いですねぇ、この神社と何か関係があるのでしょうか?
鳥居の下には百度石。
手水舎にはカバーが掛けてありましたが、水が出ています。
清めさせて頂きました、まだまだ暑い日が続きますねぇ。
手水舎の隣の岩に・・・・干支おみくじでしょうか?
そして絵馬。
・・・・うわっ、これは!?
なんだか物凄いことになっています!
何か蔓でも巻き付いているのかと観察してみましたが・・・・。
どう見ても木から生えていますよね、これ。
別の・・・・植物・・・・ですよね??
不思議なのは見た目だけではありません。
この葉っぱ、北側に向かって生えています。
苔は日陰を好んで北側に生えますが、これは苔ではありません。
知識のないワタクシにはこれ以上のことは分かりません、不思議だぁ。
狛犬も個性的ですね、古いものなのでしょうか?
早く戦争が収まりますように・・・・。
此方の神社、たなばたの名の通り昔から七夕祭りに縁があるそうです。
「尾張名所図絵」に「田幡の村にあり、七夕の森といひひて、例祭七月七日、燈をかかげて諸人参詣す」と書かれているそうですよ。
そして昔からの祭礼風景が七夕祭りとして現在も続いているとのことです。
社殿は太平洋戦争で焼失、昭和三十九年にこの木造銅板葺きに復興再建されたそうです。
お賽銭投入口・・・・もしかして賽銭泥棒対策でしょうか?
そうだとして、そんな事の為に賽銭箱が無くなるというのは本当に寂しい限りです。
さて、それでは件の「乳イチョウ」を見に行ってみましょう。
乳イチョウ
乳イチョウは本殿の左の奥にあります。
おおお・・・・。
これは凄い・・・・!
一体どうなっているのでしょうか?
不思議ですねぇ、じっくり見入ってしまいます。
上の方の枝にコブの様なものがあります。
あれがゆっくり時間をかけて延びていくのでしょうか?
多奈波太神社の「乳イチョウ」
イチョウは柱状の瘤(乳垂)が出来る事があり霊力が宿る神木とされています。
多奈波太神社の「乳イチョウ」は樹齢が若いにも拘らず多くの瘤(乳垂)が垂れ下がっており珍しい存在です。
この乳イチョウの生命力にあやかり、健やかで豊かな母乳にめぐまれたという逸話も聞かれ参拝の皆様の健康と幸せに役立てば幸いです。
樹齢がどれ程なのか書かれていませんが、本殿が太平洋戦争で焼けてしまった訳ですからこのイチョウも戦後の木と考えて良いと思います。
御神木というと物凄く古い、又は神話の存在の様な印象を受けます。
ワタクシがこれまで見た御神木も「古書に書かれている」「弘法大師が植えた」という説明がなされているものもありました。
しかしこの「乳イチョウ」は書かれていないので確証はありませんが恐らく戦後生まれの御神木、なんだか身近な親しみが湧いてきます。
そして若くして乳垂したこのイチョウの木が、公園や道端ではなく神社の境内に現れたあたりに霊力なるものを感じますね。
・・・・ワタクシには霊感なるものは皆無ですがね。(笑)
イチョウの木ですから、もしかしたら紅葉の季節に来るべきだったかもしれませんね。
はやまったかなぁ。
ですがとても良い気持ちになれました、ありがとうございました。
皆さんの身近にも不思議な木はありますか?