東西を守護する八龍神社 名古屋市西八龍神社、東八龍神社
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
先月黒龍神社を参拝してから俄然「龍」に興味が湧いてきました!
本日は八龍神社を参拝しに行きます。
八龍と聞くと「烈火の炎」を思い出しますが、あちらは八竜ですね・・・・まあまあ古い漫画の話です。
八龍神社には白龍や黒龍などの八匹の龍神が・・・・はたまた崩や砕羽などの八匹の火竜が祀られているのか?(笑)
それとも別の神様が祀られているのか?
楽しみです。
東八龍神社
そもそも西と東で同名の神社がある事も珍しく・・・・そして何よりカッコいい!
そういう理由で選びました。(照れ)
そういう訳で庄内川の堤防上にいます。
正面から参拝するには堤防上からしか入る事が出来ません。
堤防一帯に咲くピンクの小さくて綺麗な花・・・・蓮華かと思いましたが季節が違うかな?
鳥居がありませんね。
立派な木です。
境内には狛犬も無く、灯籠が一つだけ・・・・。
早く戦争が終わりますように・・・・。
西八龍神社
堤防上の道は道幅が狭く自転車で走るには適していません。
本当は川を眺めながらのんびり走りたいのですが・・・・ね。
それで堤防真下の小道を走る、なかなか面白い雰囲気です。
西八龍神社に到着、こちらも堤防真下にあります。
同じく堤防からもアクセスできる様になっています。
折角ですから堤防上から眺めてみましょう。
堤防上からパシャ、しっかり草刈りされていて気持ちが良いです。
神社側に名札、反対の様な・・・・?(笑)
東と違い西には鳥居があります。
鳥居横に百度石を発見。
手水舎というよりは手洗い場と言った感じ、蛇口は残念ながら使えない様になっています。
後ろには立派な木、苔が実に良い感じです。
この木は榎・・・・「榎」という字は夏に大樹が木陰を作るので「夏」の「木」という意味の国字(日本で作られた漢字)なのだそうです。
国蝶オオムラサキは榎の若葉を餌とし、榎にしか産卵しないとの事です。
初めて知りました。
境内は広くて綺麗です。
日当たりの関係もありますが、東とは随分違った雰囲気ですね。
綺麗な屋根です。
雷除け神社。
そして雷除祭、色々な祭りがあるのですね。
これは?
御神木!
雷が落ちて焦げたとされる「杉の大木」、「雷除」神社として知られる西八龍神社のシンボルとして伝えられたいるとの事です。
すみません、失礼してアップでパシャ。
焦げた後がしっかりと残っています。
本殿、こちらの神社にも狛犬がありません。
なんだか随分モダンですね。
早く戦争が終わりますように・・・・。
川の真横で東西を守護する龍神社、とても良い雰囲気ですね。
正しい表現か分かりませんが、どちらも堤防と一体化していて造りも魅力的です。
見難いですが、木にトンボがとまっていました・・・・夏ですねぇ。
ありがとうございました。
帰宅後調べました。
東八龍神社の創建年は不明、祭神は宇麻志麻治命と高龗神。
西八竜神社の創建年は931〜938年で社格は無格社、祭神は高龗神。
931〜938年は平安時代中期なのですが、式内社ではない様です。
そして八龍神社だから八匹の龍を祀っている訳ではないという事ですね。
白龍神社や黒龍神社があるのですから、八匹纏めて祀って八龍神社だーっ・・・・というのはいくらなんでも雑すぎだろとは思っていました。(笑)
・・・・が。
調べてみると全国にある八龍神社の祭神は統一されているのではなくバラバラなのだそうで・・・・。
そのうちの八大龍王を祀っている神社には、八人の水の神様が祀られているのだとか・・・・雑とか思って本当にすみませんでした!(焦)
高龗神は雨を司る龍神様です。
さて、西と東で随分雰囲気が違いましたが・・・・それもその筈。
西八竜神社は昭和25年に現在の地に遷座されたのだそうですよ。
ですが、どうやらそもそもこの東西二つの神社はセットではない様なのです。
西に対して東は比較的新しいそうで、少し北側にある味鋺神社の境外末社だったそうです。
味鋺神社の祭神は宇麻志麻治命、それで東には宇麻志麻治命が祀られていて西には祀られていないらしいのです。
であるならば、セットなのは西八龍神社と東八龍神社ではなく味鋺神社と東八龍神社という事になります。
しかし何を基準に西と東なのかと言えば位置的に味鋺神社基準で西と東、東西で味鋺神社或いはこの地域を・・・・龍神を祀って川から守護していると見るのが自然なんですよねぇ。
調べていくうちにこの辺一帯が物部氏の勢力下で味鋺神社は物部氏の神社だった、という話も出てきました。
調べれば調べるほど深くて面白い、神社巡りの醍醐味ですね。
皆さんの町の八龍神社には、どんな神様が祀られていますか?