式内社にある龍神社 日置龍神社

皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
一年遅れで始まった龍神巡り、今回は式内社の境内社を参拝します。
日置龍神社


本日やってきたのは名古屋市内の式内社、日置神社です。


正面の鳥居に狛犬。


残念ながら手水社に水は無し。


合祠前に葵の付いた門、珍しいですね。


苔が綺麗です。

力石が二つもあります。
名前がある様です・・・・右がいなり、そして左がはちまん。


境内の巨木、樹齢数百年のこの巨木は平成十一年の台風でこうなってしまったそうです。



変わった形の狛犬ですね。

早く戦争が終わりますように・・・・。

本殿の左奥に続く道。


廣富稲荷社。


大正七年に京都の伏見稲荷神社から、正一位廣富稲荷神璽をお受けして祀っているそうです。



稲荷神社はいつどこで参拝しても美しいです。



お隣は大黒・恵比寿社、これは珍しい!

大黒様は大国主命、恵比寿様は事代主命、二柱の神は親子です。
昭和三十六年に出雲大社から大国主命神璽をお受けし、翌年に美保神社から事代主命神璽をお受けして大黒・恵比寿社として祀っているそうですよ。

更にそのお隣には天神社。

豪華な境内社、まさにオールスターですね。

本殿右側に御神木、そしてその奥に今回目的の龍神社があります。


日置龍神社です。

石上古き御代よりしてこれの椋の斎つ木に鎮り給ふ龍神、御名は日置龍神と稱へ奉る・・・・。
古文かな・・・・難しい。
要約すると・・・・どうやらここの龍神様は御神木に宿っている様で、病気にご利益があるそうです。




此方が龍神様が宿る御神木。
ありがとうございました。
帰宅後調べました。
日置神社は創建年は不明ですが式内社で、祭神は天太玉命、品陀和氣命、天照皇大神です。
地名であり社名でもあるの日置とは日置部があったことから起こったそうです。
”部”とは大和朝廷における部民制の事だそうで、職人や技能集団や王族や豪族に従う一族を表すとの事です。
陶器を作る一族は陶部、錦の織物を作る一族は錦織部、そして先日ご紹介した味鋺神社の物部・・・・。
物部の”物”とは神や鬼の事なのだとか・・・・モノノケのモノもここからきているのかな?
日置部の”日”とは”火”、火と使う鍛治や土器を作る一族だったと考えられているそうです。
いつだったか、ブログでご紹介した金山総合駅近くの金山神社・・・・。
金山彦命という金属や鍛治の神を祀った、神宮鍛治職尾崎彦四郎の祖である善光が屋敷内に勧請したのが始まりの神社です。
金山は尾張鍛治発祥の地とされているから”金山”です。
その金山はここからすぐ南にあります・・・・繋がりましたねぇ。(嬉)
過去参拝した神社との繋がりが見つかるのは興奮します・・・・とても楽しいです。
皆さんの町にはどんな式内社や龍神社がありますか?