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ミリタリーブーツで山歩き LALO ラピッドアサルトブーツ レビュー

ミリタリーブーツで山歩き LALO ラピッドアサルトブーツ レビュー

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

今回は、今年の一月に買ったこのLALOのラピッドアサルトブーツについて書こうと思います。

LALOのミリタリーブーツを買いました

製品の詳細について書いた過去記事も、合わせて読んで頂けると有り難いです。

 

インソールでサイズ合わせ

日帰りのハイキング用に買ったミリタリーブーツです。

サイズは27.0cm、ワタクシのジャストフィットは26.0〜26.5cmですので大きめのサイズです。

アメリカ製という事なのか最小サイズが27.0cmでしたので、インソールやソックスでサイズ合わせを行いました。

インソールは素材、厚み、そして金額も様々です。

先ずは様子見で低コストも物から試そうと、モンベルの「ドライワッフルフットヘッド」を購入しました。

このインソールと同じくモンベルの厚手のソックスと組み合わせたところ、予想以上にしっくり来てしまいまして・・・・結局その組み合わせのまま使用しています。

モンベルのインソールを入れる前の写真です。

ソールに穴が空いていて湿気を逃すようになっています。

インソールを入れるのがなんだか勿体ない・・・・。(泣)

日本製のインソールを入れた訳ですが、同サイズであれば問題なくキッチリ収まります。

 

使用感

この四ヶ月間で山歩きに出かけたのは四回、その内東海自然歩道が最長の約八時間の行程でした。

市街地

少々物々しい出立ちですが、履き心地は非常に良いです。

とにかくソールが柔らかい、もうフカフカです!

製品解説にはミッドソールのデュアルデンシティEVAとアウトソールのトラクションポッドと紹介されていますが、とにかく柔らかいです。

このブーツを履いて歩いた直後に他のスニーカーや部屋用のスリッパに履き替えると、その硬さに驚愕・・・・不気味にすら感じますよ。(笑)

そしてこのブーツですが、踵の部分が少しだけ高めに作られている様に感じます。

柔らかいので不快感はありませんが、立っていると少し体が前傾になる感じがするのです。

「ミッドソールのデュアルデンシティEVAは、立っている時にはクッション性を、進むときにはと推進性を発揮します。」

製品紹介のこの一文はこれのことではないかと思います。

舗装路でこのブーツを履いて走ると特に分かりやすく、前傾姿勢とソールのフワフワによりグングン前に進みます。

タイム測定していませんから分かりませんが、体感速度は間違いなく早いです。

ドクター中松さん発明のスーパーピョンピョン・・・・履いたことはありませんが、まるでこういう特殊な靴でも履いているかの様な面白い感覚に囚われ思わずニヤリとしてしまいます。

マスクの着用が必須なご時世で本当に良かった。(笑)

山道

懐かしの陸上自衛隊時代を模して使っています。

当時使っていた足ゴム、これをカット部分に巻いてカーゴパンツの裾を内側に折り曲げます。

この様にして虫などの侵入を防ぐ訳なのですが・・・・。

おバカな中隊幹部が演習移動時の休憩場所に選んだのがなんと林の湿地帯・・・・ナニヲカンガエテイルノダ!

ワタクシは車両の中で休憩を取ったので難を逃れましたが、外に出た隊員の何人かがヒルにやられました。

気合いの入った生き物(?)の侵入は防げない様です。

履いて歩いた感想はとにかく軽くて柔らかい・・・・これです。

ただ山歩きは柔らかければ良いという訳ではありません。

こういった尖った石が散乱する道は痛いです。

本格的なトレッキングシューズは硬い岩や石の上を歩く為にソールが硬く作られています。

ですが、このブーツはソールが柔らかい・・・・やはりトレッキングシューズとミリタリーブーツは違うという訳です。

軍用品なので頑丈さは折り紙付、歩いていても強い安心感を持てますよ。

構造上靴紐が緩むことも一切ありません。

ハイカットのトレッキングシューズよりも更に高さがあります。

高ければ良いという訳でもないでしょうが、保護されているという安心感が持てますよ。

実際疲労により足を挫きそうになる事もありましたが、捻挫につながる様な事はありませんでした。

「滑らないアウトソールのトラクションポッド」

このトラクションポッドの効果によりグリップ力も非常に高いです。

この様な掴まる物が無い砂の坂道も・・・・まあハラハラしましたがズルリと滑る様なことは全くありませんでした。

「足から湿気を遠ざけるように設計された双方向排水システム」

四月上旬の特に暑い日に東海自然歩道を訪れました。

厚手のソックスを着用して歩きましたが、蒸れを感じる事はありませんでした。

自衛隊時代の行軍訓練では蒸れてマメが出来ない様、休憩時間にはブーツを脱いでいました。

今回の東海自然歩道では八時間歩きましたが、一度もブーツは脱いでいません。

この双方向排水システムがよく機能していたのでしょう。

ただ、この穴から浸水するかどうかは検証していません。

ゴアテックス等の防水仕様ではない為、どのみち雨は防げないでしょう。

自衛隊時代も雨天時はゴアテックス製のソックスを履いて対応していました。

天候が急変しやすい高い山ではとても使いにくいでしょうね。

「十分な爪先のスペース」

爪先にスペースがとられているのは恐らく走る為でしょう。

今回の東海自然歩道の八時間歩行では爪先に痛みを感じました。

いろいろ調べたところ、ソールの硬いトレッキングシューズを履くと爪先が痛くならないという事が書かれた記事を見つけました。

今回の爪先の痛みがソールの硬さ不足が原因なのか、「十分な爪先スペース」というブーツのデザインが原因なのか、インソールとソックスによるサイズ合わせが不完全なのか、それとも単にワタクシが貧弱なのか(笑)・・・・うーん、残念ながらはっきり分かりません。

 

ミリタリーブーツはベストではない

・・・・と、結論付けざるを得ませんねぇ。

どんな物でも、それに特化した専用の物が間違いなくベストなのです。

ミリタリーブーツは森林や市街地で走ったり伏せたりする、軍事行動の為に作られたブーツなのです。

標高が高い「登山」にはソールの柔らかさと防水機能がない事が深刻な欠陥となるでしょう。

湿気を逃し過ぎるのも保温効果上、あまり良くない事かも知れません。

このLALOラピッドアサルトブーツでの登山はあり得ません。

ですが標高300〜400m程度の「低山日帰りハイキング」であるならば、充分対応出来ると思います。

ハイキング用シューズの代わりならば難なく務まりますよ。

元々ワタクシは日帰りハイキングで使うためにこのミリタリーブーツを買いましたので、想定していたシチュエーションでは期待通りのパフォーマンスを発揮してくれました。

特にこだわりがないのならば専用のもの、つまりハイキングにはやはりハイキング用シューズがベストでしょう。

 

ですがミリタリー物が好きだという方ならば、ミリタリーブーツで日帰りハイキングを楽しまれてみては如何でしょうか?

 

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