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仮の移設先から帰ってこなかった神社 名古屋市富士神社、富士浅間神社

仮の移設先から帰ってこなかった神社 名古屋市富士神社、富士浅間神社

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

我がアヒルノアジトからY'sロード名古屋店さんへ行く途中に気になる神社があります。

今回はその神社に寄り道してみたら・・・・そんなお話です。

 

富士神社

その神社は富士神社といいます。

創建年 1398年

旧社格・等級等 指定村社・十等級

祭神 木花之佐久夜毘売命

周りは背の高いビル群・・・・名古屋市中心街、TV塔付近にあります。

二本目の鳥居も立派です。

「天かけて湖にかがよふ富士桜」

横に俳句の作者や解説が書いてある看板があるのですが、掠れて読めません。(泣)

こちらは名古屋城石垣の残石なのだそうです。

おぉぉ・・・・これは!

思っていたより広い、そしてこれは良い雰囲気の神社です!

鳥居がとても珍しい・・・・緑色?

この鳥居には銅板が巻き付けてあります、写真で見ると竹みたいですね。

そして奥の手水社には・・・・。

水がありました!(喜)

横にある消毒液が何とも言えないですが、それでも嬉しいですね。

有り難く手を清めさせて頂きました。

これは?

祖祖母の家の裏にあったポンプにそっくりで懐かしいです。

「五十年ぶりに蘇った 御神水復元」

おぉ、これはすごいな、少し触ってみましたが残念ながら水は出ませんでした。

やり方が間違っているのでしょうか、祖祖母の家にあったポンプは壊れていて使えませんでしたので水が出るところは見た事がありません。

百度石もあります。

狛犬は四体、奥の二体はかなり大きいです・・・・うーん、カッコいいなぁ。

こちらは神楽堂でしょうか?

立派な本殿です。

早く世界が平和になりますように・・・・。

柱も御献酒の御願いのこの看板も立派ですね。

本殿横には稲荷社もあります。

いやぁ、この鳥居はいつ見ても綺麗ですね。

今日見られるとは思っていなかったので、これは嬉しいです。

コロナも戦争も早く収まりますように・・・・。

稲荷社の隣には白龍社、今日は寄り道して本当に良かった。

とてもいい雰囲気の神社です。

もっと早く寄れば良かった・・・・まあ、これが縁なのでしょう。

ありがとうございました。

それで、いつもの様に帰宅後にこの神社の事を調べてみたところ・・・・面白い話を見つけました。

「この場所にはかつて別の神社があったが、仮の移設先から帰ってこなかった。」

ん!?

如何いう事でしょう??

 

富士浅間神社

日を改めて移設先の神社を訪れましたよ。

その神社は名古屋城付近にありました。

創建年 1398年

旧社格・等級等 郷社・九等級

祭神 木花之佐久夜毘売命

創建年と祭神も同じになっているようです。

コノハナサクヤヒメは富士山を神体山としている富士山本宮浅間大社と全国の浅間神社に祀られている女神様です。

此方の神社も緑あふれる良い雰囲気ですね。

此方の手水舎にも水があります。

嬉しいですねぇ。

何だかとても潤いを感じる境内です。

コロナと戦争が早く収まりますように・・・・。

此方の神社にも稲荷神社がありますよ!

ワタクシが参拝し写真撮影している間にも数名の参拝客が訪れました。

きっと近所の人々に大切にされているのでしょう。

瑞々しくとても雰囲気の良い神社です。

ありがとうございました。

 

事の真相

さて、事の発端は名古屋城築城の折・・・・1610年に起きました。

かつて富士浅間神社があった場所、つまり現在の富士神社がある場所に浅野幸長の普請小屋が建てられることになりました。

それで神社が名古屋城西の巾下・・・・現在の富士浅間神社がある場所に移設されることになったそうです。

これは名古屋城築城の為の一時的な遷座で、城が完成したら元の場所に戻すことになっていたようです。

ところが、その間に神社の神主が亡くなってしまい、そして後を継いだ嫡子がまだ幼かったこともあり復旧申請が遅れてしまったそうです。

そうこうしている間に帰るはずの場所、かつての神社の敷地にどんどん武家屋敷が立ってしまい、戻すに戻せなくなってしまったということなのだそうです。

そんな事もあるんですね・・・・神社の敷地だけどまあ良いかぁ、なんてノリだったんでしょうか?(苦笑)

元の場所には富士塚という小さな塚が残っていたそうですが、これも武家屋敷内に取り込まれてしまったそうです・・・・それで良いのか?

地域住民の間でトラブルになったりしなかったのでしょうか?

夜に悲しみ咽び泣くコノハナノサクヤヒメを見たという話も出たそうで、1800年に武家屋敷から独立し富士神社になったそうです。

こういうのはよくある話なのでしょうか?

ワタクシは初めて聞きましたよ。

色々あったもののこの二つの神社は大切にされ令和現在も存続しているのですから、結果オーライで良いのでしょうね。(笑)

 

皆さんの身近に変わったエピソードのある神社はありますか?

 

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