神話はおもしろむずかしい 名古屋市伊奴神社
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
今月いっぱいで緊急事態宣言解除を検討中との事ですね。
もう、いい加減にして欲しい、ロードバイクで遠出したいという気持ち。
いや、油断すると一ヶ月後にはまた緊急事態になってしまうぞという気持ち。
経済問題を考慮して一旦解除するだろうなと予想してはいますが・・・・うーん、複雑です・・・・。
今回もスタックの記事です。
ご了承下さいませ。
今回ワタクシがミニベロで訪れるのは・・・・伊奴神社
伊奴神社
今回ふらっと訪れるのは、伊奴神社です。
実はワタクシ、前からこの神社の存在を知っていました。
戌年の初詣シーズンにTVのニュースで報道されているのを見て知りました。
まだワタクシが、ロードバイクを買う前の話です。
そして自転車旅が趣味になったあと、何度か前を通りました。
あぁ、ここが・・・・と思っていたのですが、訪れるのは初めてです。
神社前にかかる橋の名前は宮前橋、とても良い名前だと思います。
ここから車で入る人がいるとは思えませんが・・・・。(笑)
創建年 673年(飛鳥時代中期)
旧社格・等級等 郷社・五等級・式内社
祭神 須佐之男命・大年神・伊奴姫神・稚産霊神・倉稲魂神・保食神・伊弉諾神・早玉男神・事解男神・天照大御神
主神は須佐之男命・大年神・伊奴姫神の三神だそうです。
伊奴姫神様は犬の神ではありません、女神様です。
ですが、調べてもあまり詳しい情報が出てきませんでした。
神活須毘神の子で大年神との間に大国御魂神、韓神、曽富理神、白日神、聖神の五柱の神をもうけた。
出雲の秋鹿郡に「伊農/伊努(いぬ)」と呼ばれる郷名があり、この地に関わる神かもしれない・・・・という事です。
神話って本当に難しいですね・・・・。
狛犬カッコいい〜、などと深く考えず景色を楽しむのが一番良いのかもしれません。
ですが、折角なので神社のルーツや景色の意味も知りたいな、と思ってしまう訳なのです。
やはり自分の国の神話ですからね、興味が湧いてきます。
境内にはすごく立派な稲荷神社もあります。
稲荷神社がお好きな方ならば、ここだけでも必見ですよ。
稲荷神社の隣には、これまた立派な巨木。
そしてその巨木とは別に祀られた大杉もあります。
大杉社
その昔この大杉の御神木には天狗が住んでいたと社伝に有り
「大杉を手で擦り患部を撫でると病気平癒に殊に御霊験あらたかである」
と云い伝えられ、崇敬者の篤志により平成八年九月に社殿が創建された
と書いてあります。
天狗の住まう御神木、素敵ですね。
大杉社の奥のは天神社。
境内を進むと、また別の御神木があります。
樹齢八百年!
白龍社
こちらは高龗神が祀られています。
この御神木にはいつの頃からか蛇が住みつき、神様のお使いとして崇め尊ばれてきた
現在も毎年蛇の抜け殻が見受けられ、その抜け殻が大変珍重がられている
と書かれています。
現在も、というのがこれまた素敵な話ですね。
こちらは絵馬堂、こちらも立派で見応えがあります。
いよいよ最奥へ、伊奴神社の本殿に向かいます。
コロナが早く収束しますように・・・・。
社殿横には犬の像があります。
おぉ、犬の王!!
ワタクシ、伊奴姫神の「伊奴」を「犬」そして「戌」とかけて戌年の初詣に人気なのだと思っていましたが・・・・。
昔この辺りは稲作が盛んでしたが、北を流れる庄内川がたびたび氾濫を起こし被害に遭っていたそうです。
ある日旅の途中の山伏を村人が泊めてあげたところ、お礼にと御幣を立てて川を鎮める為のお祈りをしてくれました。
すると氾濫はピタッとなくなり村人は大喜び、それで御幣が気になってしまい中を開けて見たところ、そこには犬の絵と犬の王という字が書かれていました。
この御幣は決して開けてはならないと言われていたそうで、次の年にはまた氾濫に見舞われてしまいます。
村人は悔い、もう一度山伏が来たときにお願いしたところ、御幣を埋めて社殿を建てるように言われたそうです。
その社殿がこの伊奴神社の始まり・・・・という話です。
なんだか、まんが日本昔ばなしに出てきそうですね。
御祭神の伊奴姫神は安産子育ての神、犬は安産するところから犬の石像を奉献すると書いてあります。
うーむ、結局「伊奴」→「犬」なんでしょうか?
それとも「犬」→「伊奴」なんでしょうか?
沢山の犬の置き物が置いてあります。
多分おみくじの入れ物だと思います。
ありがとうどざいました。
外から見た時はこんなに大きな神社には見えませんでしたが、訪れて本当に良かったです。
そして・・・・神話は面白くも難しいですね。
これからもふらっと地元の神社を訪れて、のんびりゆっくり神話を堪能していきたいです。
皆さんの町にはどんな神社がありますか?