白龍さまを参拝する 名古屋市物部白龍社
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
唐突に始まった、去年するべきだった龍神社巡り。
今年頭に白龍神社を参拝してはいますが、あの時は白蛇さまの参拝が目的でした。
一連の龍神社巡りの中ではまだ白龍神社を参拝していません。
さらっと地図を見て気になったのは今回参拝する物部白龍社・・・・もう名前からして古くからある神社の予感です。
物部神社
・・・・と、いう訳で本日やって来たのは物部神社です。
やはり予想通り、式内社ですね。
何だか物凄く変わった気配・・・・なんでしょう、時代劇の長屋町みたいな?
奥の大きめな家屋みたいな建物が・・・・。
なんと本殿です。
南向きではない?
何でしょう、何だか迷路の様な??
・・・・向こうに見えるのは鳥居と手水舎!
どうやら潜った鳥居は正面の鳥居ではなかった様です。
正面の鳥居から出直しです。
先程より社標が大きいですね。
うーん、真南を向いてはいないですよねぇ。
手水社にはたっぷりの水、清めさせて頂きました。
此方から入ると先程の違和感はなくなります。
それでも本殿も南向きではないので、変わった造りの神社である事は間違いないです。
灯籠の数が凄い、配置もあまり規則的というふうには見えません。
この神社では末社が南向きです。
そしてこんな場所にも社標が・・・・やはり変わった神社です。
此方は物部天神社。
使いの牛がいますね。
その隣には4つのお社。
狛犬の数も多いです。
向こうにも小さなお社がありますね。
・・・・!!
大国主之命!!
狛犬の雰囲気も一味違います。
写真では見えませんが、お社の中に大黒さまの像が安置されていました。
大国主之命のお社の向こう側は小さな公園・・・・なんか凄いな。
そして物部神社の本殿。
早く戦争が終わりますように・・・・。
そしてこの神社を知るきっかけとなった物部白龍神社。
鳥居は北向き・・・・。
早く戦争が終わりますように・・・・。
!?
向こう側に神馬の像が見えます・・・・変わった場所にありますねぇ。
ありがとうどざいました。
帰宅後調べました。
兎に角変わった造りと雰囲気の神社でした。
境内の看板には平安時代初期の宮中年間行事や制度を記した「延喜式」に載る「愛智群物部神社」にあたるとされる格式高い神社と記されていました。
この「延喜式」に載っている神社を古くからある格式高い神社として式内社と呼びます。
ですが調べてみると物部氏の勢力範囲は先日訪れた西八龍神社、東八龍神社があった庄内川以北らしいのです。
そこからこの神社は距離約3.5kmの南に位置します。
そしてこの物部神社周辺には物部氏の痕跡が無いというのです。
根拠は庄内川以北には物部氏に関連する古墳が多数あるのに対し、此方周辺にはそれが無いという事だそうですよ。
この物部神社の祭神は宇麻志麻遅命、この神は物部氏の神社である味鋺神社とその境外末社の東八龍神社と同じです。
宇麻志麻遅命は物部氏の祖なのだそうですよ。
ところが今回の物部神社は江戸時代には石神堂と呼ばれていたそうで、大石を祀っていたそうなのです。
という訳でこの神社は古く格式高い神社ではあるものの、「延喜式」に載る「愛智群物部神社」ではないのではないかという説・・・・こういうものを見つけました。
圧倒的知識不足のワタクシにはどちらの説が正しいのかという意見すら持てず、どちらにどれだけの信憑性があるのかも全く判断出来ません。
ですがこういう話を読むだけでも面白く興味深いです。
白龍さまを参拝しに行って、また面白い神社ミステリーに出会えました。
神社は本当に面白いですね。
皆さんの身近にはどんな白龍神社がありますか?