災害サバイバル

「世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術」から抜粋

「世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術」から抜粋

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

アヒルノヒカリ秘蔵サバイバルマニュアル

にて幾つかの書籍を紹介しました。

中でも特にお気に入りの書籍はこのナショナルジオグラフィック発行の「世界のどこでも生き残る 完全サバイバルマニュアル」です。

今回はそこに書かれている短くシンプルで、かつ災害やその他緊急事態で役立ちそうなものを抜粋してご紹介してみようと思います。

 

S・T・O・P

「恐怖とパニック・・・・これが脳を攻撃し、最も勇敢だった男を1、2時間のうちに舌も回らずたわ言を話す狂人に変えてしまった。」

少々大げさだが、恐怖は人を殺してしまう。

パニックは人によって様々な形態を取るが「ウッズ・ショック」と同様、多くの場合被害者が自覚することはない。

そこで手遅れになる前に、自分をコントロールする事が必要だ。

そのためには、「S・T・O・P」という言葉を覚えておくべきだと専門家はいう。

これは、Stop(やめる)、Think(考える)、Observe(観察する)、Plan(計画する)を表している。

S・T・O・P

Stop(やめる)

体を動かすことは避ける。

座って呼吸を整え心拍数を下げる。

数字を3つ数えながら、鼻あるいは口から息を吐き出す。

この呼吸法は心を落ち着かせ、脳にリラックスするよう信号を送ることが出来る。

Think(考える)

落ち着いたら置かれた状況を見つめ、どう対処出来るか考えよう。

呼吸が遅くなると、認知する機能が向上するからだ。

Observe(観察する)

周囲の地形や仲間の状態、特に怪我をしていないか把握する。

現状に向き合うため何を持ち、何が無いのかを見極める。

Plan(計画する)

状況を把握したら、最も効果的な戦略を立てはじめる。

必要に応じて計画を修正することを恐れてはならない。

※一部の専門家は5番目のステップも加えている。

それはAct(行動する)。

どんなに綿密な計画でも、実行されなければ役に立たないからだ。

ウッズ・ショック

遅くとも1873年には誕生した言葉。

有能な人間さえも陥ってしまう、自然の中での錯乱状態を指す。

方向感覚を失う。

理性的な人々が一転、不合理な行動を取る様になる。

上記にある「S・T・O・P」の行動の順に従うことで対処出来る。

(世界のどこでも生き残る 完全サバイバル術より抜粋)

 

一部のみの抜粋、さらに英文を日本語訳した本なので解りにくい部分もありますね。

人は恐怖によって萎縮してしまい、パニックによって冷静な判断を下せなくなる。

そして人は自分が恐怖に支配されている事、パニック状態な事を自覚出来ない、とでも要約しましょうか。

例えば仲間が仕事で失敗してバタバタしている。

本人は一生懸命対処しているつもりでも、側から見れば(うわ〜、パニックてんな〜。)、こんな状態でしょうか。

災害や突然のアクシデントにあったらこの「S・T・O・P」の順で対処すれば良いわけですね。

 

前もって決めておくことが大切です

災害時には〇〇に避難しようと決めている方、はぐれたら〇〇に集まろうと決めているご家族もいると思います。

行動については前もって決めている方は多いのではないでしょうか。

しかし(行動する)は順序で言えば追加の5番目です。

ウッズ・ショック等の影響で事前に決めていた行動を起こせない可能性があります。

人間はよほど反復練習をつんで体が反射的に動く状態でない限り、まず頭で考えその後行動します。

前もって決めた行動をする為に、前もって災害時にどういう考え方をするか決めておく必要があると思います。

実際平時の思考から緊急時の思考に切り替えるのはそう簡単な事ではありません。

本能的に「危ないかな?」と思った瞬間に、家財一式、お気に入りの〇〇、例えば大切な愛車を躊躇無く捨てて命を守る為に行動できるかと言えばどうでしょう?

一度被災した経験のある方なら出来るでしょうが・・・・。

避難のために「S・T・O・P」しようと言っている訳ではありません。

避難の必要無しと冷静に判断するにも「S・T・O・P」は必要だと思います。

ワタクシは仕事で失敗した時も「S・T・O・P」する様心がけています。

うまく出来るかは別として!(笑)

えっ、仕事で失敗するな??

・・・・その通りでございます。(笑笑)

 

皆さんも一緒に「S・T・O・P」してみませんか?

 

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