ドイターレースX 使用3ヶ月間レビュー
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
残念ながら愛知県は緊急事態宣言延長となりました。
そりゃそうだ・・・・と言った感じですが、引き続きロードバイクで出かけることを自粛します。
旅には出られませんが、ブログ活動は再開しようと思います。
よろしくお願い致します。
Deuter RACE X
重量 550g
容量 12ℓ
サイズ 44/25/15
ドイターの小型軽量バックパックです。
背部にパッドを配し、背面通気性と左右の揺れに対する安定感を保ちます。
ショルダーハーネスも薄く、非常に軽量化されています。
使い始めの第一印象、トランスアルパイン30との比較
慣れるまではそれまで使ってきたドイタートランスアルパイン30との比較となり、随分違和感がありました。
レースXとトランスアルパイン30の容量差は18ℓです。
トランスアルパイン30は背中を覆うようなどっしりした背負い心地です。
それに慣れ親しんだワタクシにとって、レースXの第一印象は背中に小さな物が頼りなく乗っかっているという感じでした。
背中のパッドも随分大きさが違うので、密着感が弱く通気性も殆ど感じられませんでした。
ラインナップ中最大の30ℓバックパックに慣れていたので、使用当初は頼りない印象でしたが使い慣れると印象も大分変わりました。
色々なシチュエーションで使ったので紹介してみます。
通勤
片道20km程度の平坦な道のりです。
レースXの中身は、
・着替え
・弁当
・財布
・スマホ
・ロック
後ろの小部屋に財布、スマホ、ロック、前の大部屋に弁当、着替え、そして大部屋のポケットに財布を入れています。
着替えはTシャツとズボンです。
まだ物が入る余裕がありますが、これ位が丁度いいでしょう。
寒い季節や洗濯物の関係で着替えが多くなると、財布を取り出しにくくなってしまいます。
弁当を入れるのでそれなりの重量になりますが、背中のパッド、ベルトとチェストストラップの締め付けによりしっかり安定します。
ショートライド
ミニベロで市内をサイクリングする時に使っています。
レースXの中身は、
・財布
・スマホ
・iPod touch(カメラ代わり)
・ロック
両側のポケットにスマホとiPod touchを入れています。
サイドポケットはスマホ用ではありませんが、これが非常に便利です。
最初はズボンのポケットに入れていましたが、擦れてポケットに穴が空いてしまいます。
それで小型のサドルバッグを買ったのですが、これはとても使い勝手が悪かったです。
自転車を離れる度に中身を出し入れしなければならず、自転車に跨ったまま取り出すことが出来ません。
地図チェックにスマホ、シャッターチャンスにiPod touchと意外と取り出す機会が多いです。
バックパックのサイドポケットなら自転車に跨ったまま取り出せますし、乗ろうが降りようが貴重品は常に身につけたままです。
ミニベロで片道20~30分の距離、ウェアは普通のカジュアルな私服です。
当然ですがとても30ℓのバックパックを背負う気にはなりませんから、このシチュエーションにレースXは非常に当たりです。
ロングライド
目的地で長時間歩く予定がある場合はバックパックを背負います。
レースXの中身は、
・財布
・スマホ
・iPod touch(カメラ代わり)
・ロック
・輪行袋
・携行食
・シューズ又はサンダル
上記のようにサイドポケットにスマホとiPod touch、とにかく便利です。
12ℓの容量ならばシューズは余裕で入りますし、履き替えたビンディングシューズも勿論問題無く入ります。
シューズを入れて尚着替え一色入るスペースがありますので、宿泊施設に一泊するライドにも対応できると思います。
ヒルクライムでのダンシングですが、流石にトランスアルパイン30程の安定感はありません。
ですが小さいながらも背中にはパッド、そしてベルトとチェストストラップの締め付けによりしっかり安定しますから、よほど重い物でも入れない限り問題ありません。
背中の通気性は残念ながら無いに等しいです。
ですがロングライドですからね、例え通気性を体感できるトランスアルパイン30を背負ったとしても行き着く先は同じ・・・・汗ベタベタ地獄です。(笑)
日帰り山歩き
このシチュエーションは購入当初想定していませんでした。
レースXの中身は、
・財布
・スマホ
・iPod touch(カメラ代わり)
・着替え
・昼食(コンビニパン×3)
・ペットボトル
サイドポケットですが、残念ながらロードバイク用のドリンクボトルは入りません。
ですが500mℓのペットボトルはピタッと入ります。
公式サイトに書かれてはいませんが、どうやらペットボトル用のポケットの様です。
ワタクシは片側に500mℓのペットボトルを入れて歩きましたが、重量バランスが崩れて歩きにくいという事はありませんでした。
そこは流石、ロードバイクでのダンシングを想定して作られているだけの事はありますね。
勿論、階段をゼイゼイ登ろうが、急な下り道をガシガシ降りようが全くブレる事なく背中に密着していました。
ハイキング用のバックパックではありませんが、素晴らしいの一言です。
まとめ
一点だけ不満があります。
トランスアルパイン30のサイドポケットにはロードバイク用のドリンクボトルが入ります。
レースXのサイドポケットも入るように作って欲しかったです。
ブサイクになってしまうのかも知れませんが、そこはなんとか上手くデザインしてもらいたかったですね。
ライド中ここにドリンクボトルを入れる機会はあまり無いでしょうが、それならばペットボトルを入れる機会はもっとありません。
ロードバイクで目的地まで走り、目的地で長時間歩く事があります。
ワタクシとしては、そのシチュエーションでケージのボトルをバックパックに入れて持って行きたい訳です。
積載量は想定通り、背中への固定力は第一印象とは違いしっかりしています。
小型のバックパックですが作りはとても丁寧でドイツブランドのイメージ”質実剛健”そのもの、必要な機能はしっかり付いていて無駄な機能は一切付いていないので使い勝手は良好です。
大型バックパックとシチュエーションによって使い分けるのならば、このドイターレースXを強くお勧め出来ます。
ですが、バックパック1つのみならどうでしょう?
大小2つを使い分けるのならば容量12ℓはちょうど良いです。
ですがたとえ12ℓ以上の荷物を入れる予定が無かったとしても、バックパック1つ体勢ならもう少し大きいモデルの方がいいと思います。
と言うのも12ℓはやはり荷物の出し入れがし難いです・・・・。
ライディング用バックパックをお持ちの方は多いかと思いますが、お持ちでない方にはお勧めしたいです。
貴方のアイデア次第で出来ることがどんどん増えますよ?