恐竜の背を目指して 愛知県田原市滝頭山

皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
宿敵東海自然歩道に突入したくてウズウズしています。
ですが熊が冬眠する時期まで・・・・もう少し我慢。
愛知県南部の山を調べると面白そうな場所を見つけました。
「恐竜の背」
Googleマップによると「田原アルプス」「気軽なハイキングコース」というコメントと軽装の人が写った写真・・・・。
滝頭公園

そういう訳でやってきました渥美半島!
常々ロードバイクで走ってみたいと思っていましたが、まさか山歩きをしに電車で来るとは思っていませんでした。
渥美半島に熊はいません!(笑)

恐竜の背がある滝頭山を目指して滝頭公園に向かいます。
くねる小道、そして沢山の寺院・・・・間違いなく昔からある道ですね。

彼方は蔵王山。

別角度からパシャ、綺麗ですね。

流石は愛知県最南端の渥美半島、まだ紅葉を楽しめます。

行きから徒歩で約40分、滝頭公園に到着。

キャンプ場もある公園です。

さて、山道口はどこだ?
公園から出て脇の道路を進むと・・・・。
瀧頭不動、行ってみましょう。
瀧頭不動と田原山宮



田原山宮、奥宮は何度か参拝したことがありますが山宮というのは初めてです。



大山祇神神社。



どうやら田原山にある奥宮をここから参拝出来るようです。
早く戦争が終わりますように・・・・。

そして隣りに瀧頭不動、ここだけ”滝”が”瀧”の字になっていますね。



湧き水。



瀧頭不動明王。

更に道は続きます。

お地蔵様。


おぉぉ、龍神様!


左には滝、とりあえず目的の滝頭山を先に登りましょう。
滝頭山、そして恐竜の背

さあ、山歩きだ・・・・って、ロープ?

おいおい。

時にはロープに掴まりながら・・・・。

時には地を這うように岩を掴みながら・・・・。

「気軽なハイキングコース」だと?
・・・・見事にサクッと騙された!
ですがこれでこそ山歩き、気合いが高まってきます。(笑)


そこそこ登ってきましたね、良い景色です。

左が岩登りコース、右が一般コース。
・・・・岩登りコースは悪い予感がします。
山歩きでのネガティブな直感は当たる・・・・一般コースにしましょう。(笑)


衣笠山?


何だろう・・・・分かれ道がやたらあるなぁ。
少々困惑します。

こりゃ道か?

そして再びロープ区間。

大きな岩・・・・そして。

滝頭山の山頂に到着!
250mか、もう少し登ったような感じがします。

山頂から幾つもの分かれ道。



どうやらここら一帯の山々を繫げる衣笠自然歩道、これを歩いていた様です。
分かれ道の多さに困惑しましたが、知ってしまえばどうという事もありません。

山頂でいつものジャムパンタイム。(笑)

今日もいい天気です。
さて・・・・自然歩道の地図によると、目的の恐竜の背はどうやらここより下にある様です。
ここまでそれらしきものはありませんでしたから、例の岩登りコースなのでしょうか?
という訳で岩登りコースに戻ってきました・・・・が。

崖じゃないか・・・・これを登るのか!?
幸いロープがありますから岩登り初心者でも行ける・・・・のか??
「気軽なハイキングコース」と「軽装の人が写った写真」が背中を押してきます。(笑)
・・・・登ってしまいました。
ですが登った先に恐竜の背は無く・・・・。
更なる岩壁が・・・・そして・・・・ロープが・・・・無い・・・・だと!?
い、行けなくはない。
この高さと形ならば・・・・。
「気軽なハイキングコース」と「軽装の人が写った写真」に背中を押されてしまいました。
ほぼジェットボイルしか入っていないバックパックがやけに重く感じる・・・・いや。
後ろに引っ張られている様な感じが・・・・や、やめろぉぉぉ!!(泣)
登って・・・・しまいました。
しかしそこに恐竜の背は無し。
そしてさらなる絶壁が・・・・これは、これは無理だ。
とてもじゃないが登れない!!
では・・・・降りるか?

このロープ無しの岩壁を降りるのか??
・・・・無理だ!
登れても・・・・とても降りられない!!
ま、まさか詰んだ・・・・のか・・・・いや、まだだ!
まだ終わらんよ!(笑)

あれだぁぁぁぁぁぁ!!!!
岩壁横に木が茂った崖、あれに突入する!
到底道とは思えないが、そんな事はどうでも良い!
あそこに突入して木に掴まりながら、枝を掻き分けながら少しずつ上に登る!
位置的に上には山道がある筈です!!
・・・・。
・・・・。

山道だーーっ!!
何とか這い上がって来れました。(ヒィヒィ)

こんな所を登って来ました、もうメチャクチャ。(笑)

間一髪・・・・助かった。
先ほど通った山頂に続く道ですね。
それにしても恐竜の背はどこにあるのでしょう?
あの写真の人達・・・・失礼ながらあの岩壁を登る様な猛者にはとても見えません。

ん?

道・・・・か?

おいおい、ちょっと案内板が不親切と言わざるを得ません。
上から行けましたよ。(苦笑)

これが目指していた「恐竜の背」です。
ステゴサウルスみたいですね。

こんな絶壁・・・・登れるかっ!(怒)

へたり込むアヒルノヒカリ。(笑)

景色をパシャ。
多分太平洋でしょう、方角を調べる気分ではありません。(笑)

体力的には全く問題ありませんが・・・・浮き足立っている?
注意力が散漫しているのが自分で分かります。
登って来た道を・・・・慎重に、ゆっくり、丁寧に下ります。(笑)

岩登りコース、これは危険です。
元はちゃんとロープが張ってあったのかもしれません。
ですが2025年現在、ここはとても入って良いコースではありません。
このコースは閉鎖すべきです。

麓まで降りて来ました。
帰りに寄るつもりだった滝ですが・・・・もう今日は止めましょう。
ネガティブな直感に素直に従います。(笑)
また来年、熊が冬眠する前にここに来ましょう。

登ってきた瀧頭不動の階段とは別の道があります。

公園に降りられる様なので、この別の道を下りましょう。

地元のおじさんにご挨拶。
すると「今日は見えないけどね。」と富士山が見える方角を教えてくれました。

天気が良ければ雲の向こうに富士山が見えるそうです。


滝頭山に通じる別の登山口・・・・楽そう。
どうやら「気軽なハイキングコース」というのはここの事の様ですね。(笑)


綺麗なさざんかの花。


砂防ダムと紅葉。

楽だ・・・・。(笑)


公園のキャンプ場に降りて来ました。

滝頭上池。

水面に映る紅葉が綺麗です。

どう考えても行きに見る景色なんだよなぁ。(笑)




ありがとうございました。
衣笠自然歩道、歩きがいのある良い山道です。
どうも一番やばいコースを知らないうちに歩いていた様です。
熊が冬眠するかしないかの季節を楽しむにはうってつけの場所です。
きっと来年もここに帰ってくるでしょう。
熊、早く寝てくれませんかねぇ。(笑)