シラタマホシクサ 名古屋市大高緑地公園
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
ちょうど一年前に東海地区に生息する日本の固有種であり絶滅危惧種に指定されているシラタマホシクサを見に行きました。
もう一年というか、まだ一年というか・・・・。
どうもコロナ禍の2020年、2021年の時間感覚がおかしいです。
思うように旅に出れていないからでしょうか?(泣)
もう十月だというのに、今年の記事を振り返るとロードバイクで出かけた記事はたったの六件・・・・本当にヒドイものです。(泣)
大高緑地公園
去年のシラタマホシクサは森林公園内の植物園で見ました。
その時来年はもう少し自然に近い場所で見たいと、この大高緑地公園に目星を付けていました。
一年経った今、そこを訪れようという訳です。
実はこの大高緑地公園には馴染みがあります。
小学生低学年時に家族と自動車で、そして高学年時には友人と自転車で遊びに来た事があります。
近所ではありませんでしたが、年に数回遊びに行く大きな公園という感じでした。
大高緑地公園・・・・何十年ぶりでしょうか?
記憶が蘇る景色を見ることができるでしょうか、楽しみです。
途中の物凄く自転車で走りにくい国道1号線、これは記憶にあります。
はい、到着〜!
う〜ん、こんな感じでしたかね?
あの頃は行きたい場所のみで全体を見る事はありませんでしたが、改めて見るとかなり広いです。
総面積は現在106.6ヘクタールだそうです。
緑地公園内です。
各公園や施設間は車で移動、アップダウンの連続です。
軽いヒルクライムとダウンヒルの繰り返しで地図を見るタイミングがなく、現在地が分からなくなります。
交通公園
登っていくとベビーゴルフの看板、あぁ記憶が甦る!
確か一度入りました、手作り感満載のパターゴルフでしたよ。
あの階段も記憶にあります、このパターゴルフの上が交通公園です。
そう、ここここ!
ゴーカートに乗れる公園です、家族で来たのはもう三十年以上前ですが変わっていませんね〜。
いや〜、懐かしい!
懐かしいのですが、記憶の中と今見る公園の大きさにギャップがあります。
ゴーカート乗り場です。
全てが小さく見えますね。(笑)
記憶とのギャップでミニチュア世界に来たように感じます。
あの倉庫も三十年以上前の記憶そのままです。
そしてあのオブジェ(?)、遊具でも何でもないあれを小学生のワタクシは「何の為にあるんだろう?」と思っていました。
今見ても「何の為にあるんだろう?」ですね。(笑)
横断歩道も小さい・・・・ワタクシこのギャップをとても気に入りました。(笑)
この滑り台も・・・・(笑笑)。
階段が狭い!(笑笑)
この滑り台にはつり橋が掛かっていた記憶なんですが・・・・。
う〜ん。
滑り台に上がって見てみましたが、塞いだように見えるしそうでないようにも見えます。
そしてなんとっ、滑り台には柵がっ!!
恐らく記憶通り、ここには橋が掛かっていたのだろうと思います。
そして安全管理上の問題で橋は撤去、この滑り台は使用禁止になったのだと思います。
子供の安全を守るのはとても大切な事です。
ですがこういう使用禁止の遊具や立ち入り禁止の場所を見ると何とも言えない、とても寂しい気持ちになります。
本日は10月11日、そう体育の日で祭日です。
ゴーカートが休みだから人気が無いのだと思っていましたが、この滑り台を見てそうでは無いのだと気が付きました。
経過した長い時間、そして時代の変化を感じずにはいられません。
あの遊具も・・・・。
この公園では人気の遊具で、当時は子供だらけでしたがねぇ・・・・。
楽しいギャップも寂しいギャップも感じることが出来ました。
それもこれもこの公園がほぼ当時のまま残っているからですよね。
色々と老朽化している事でしょう・・・・管理しているスタッフの皆さん、ありがとうどざいます。
さあ、気を取り直して次に行きましょう!
恐竜広場
アップダウンを繰り返し、そして迷いながら目指すのは恐竜広場です。
ワタクシ、アヒルノヒカリは恐竜広場そのものに思い出はありません。
記憶にあるのは丸太とロープでつくられた遊具のある公園・・・・なのですが、地図上でそれを見つける事が出来ません。
記憶内の立地的に、この恐竜広場に姿を変えている様なのです。
行けば何か思い出すかもしれません。
綺麗に整備されていて新しい遊具が沢山あります。
恐竜はいつの時代も男の子のロマンですね、ワタクシも図鑑を見るのが大好きでした。
こちらは祭日の公園らしく、沢山の子供達が遊んでいます。
子供達を避けて写真を撮りましたが、なんとなくママさんからの視線を感じました。
まあ、そういう時代ですよね・・・・怪しい者ではありません。
ワタクシの記憶に残っているものは見つかりませんね・・・・。
不意に近くに線路を新幹線が通りました。
子供達の甲高い声、新幹線のフォォォォ〜っという通過音・・・・あぁ記憶にあります。
実は新幹線の位置で目星を付けてここに来たのです。
間違いなく三十年以上前、今ここにいる家族達と同じようにワタクシも家族とここで遊びました。
敷地が狭く感じるのは、記憶とのギャップなのかそれとも本当に縮小したのか・・・・今となってはわかりません。
もう一つ幼少期の記憶に残っている場所があります、「子供動物園」妹の超お気に入りの場所でした。
道路沿いの小さな階段を降りていくと林の中に現れる、山岳ゲリラのアジトの様な見た目の動物園で鉄筋コンクリートとトタンで出来た建物内にひたすら動物達が放し飼いになっていました。
犬、猫、鶏、山羊、確か羊も・・・・。
もう何時まであったのかも、何処にあったのかもわかりません。
訪れたことのある方、いらっしゃいますか?
琵琶ヶ池周辺
大高緑地公園最後の記憶は、この琵琶ヶ池周辺です。
小学5、6年生時に友人達と自転車で遊びに来ました。
当時マルイのエアガンが流行っていました。
小学校ではBB弾の撃ち合い遊びを禁止していましたが・・・・ワハハ、守るわけがない!(笑)
いつもと違う場所で撃ち合おうとここまで遠征したわけですが・・・・そこには同じくらいの歳と人数、そして同じ装備の集団がいました。
この辺りの子供達だったのでしょうその彼らが・・・・突然ワタクシ達に発泡、喧嘩を売られたかたちで壮絶な銃撃戦が勃発したのです。(笑)
興奮したな〜、まるで地元マフィアと他所者マフィアのシマ争いみたいですね。
本当に楽しい思い出です。
ワタクシの友人は撃ち返さず、ひたすら敵の撃ったBB弾を拾いながら「儲け、儲け!」と言っていました、逞しい奴でしたね。
戦略戦術の基本とは相手の嫌がる事をする、今思うとそういう意味でも完璧な反撃でした。
その悪友は仕事で独立し個人事業主として現在も活躍中、当時から一味も二味も違う男でしたね。
その後彼ら地元マフィアと和解して、何度かこの緑地公園で待ち合わせして撃ち合いました。
携帯電話など無い、ただの口約束で一週間後の待ち合わせ・・・・そんな時代でしたね。
すっかりワタクシの思い出話に付き合わせてしまいました、すみません。
ではシラタマホシクサを見に行きましょう。
湿地復元活動とシラタマホシクサ
琵琶ヶ池のほとりに湿地があります。
板の上を歩いて観察するスタイルは一年前の森林公園を思い起こさせます。
見えますか?油が浮いているような色をしています。
去年訪れた森林公園の植物園に解説が載っていました「鉄バクテリア」です。
水分に含まれる鉄分を食べるバクテリアが膜を張っているそうで、初めてその存在を知った時は驚いたものです。
今年も見れましたね。
沢山の小魚・・・・メダカでしょうか?
それから近づくとササッと泥の中に隠れる・・・・何でしょうね、何かいます。
赤トンボやその他沢山の羽虫も・・・・湿地という場所がいかに生き物の宝庫で貴重な場所なのか、この一角を歩くだけでも感じられます。
シラタマホシクサはこの上のエリアに生息しているそうです、早速行ってみましょう。
ああっ!
やあ、久しぶり。
今年も見る事が出来ました。
日本の固有種、そして絶滅危惧種のシラタマホシクサです。
今年も生命力溢れる、可愛らしいこの金平糖を見る事が出来ました。
湿地でしか生息できないシラタマホシクサ・・・・。
この湿地は有志の方々のボランティア活動によって支えられています。
帰宅後調べました。
大高緑地公園湿地の会は元々年一度、半日かけてこの緑地公園の自然観察会を行っていたそうです。
その折に水が染み出している場所でシラタマホシクサやモウセンゴケを発見、この水を利用しての減少する湿地復元を自治体と話し合い始め、2002年から復元活動を開始されたそうです。
二週間に一度、今も草刈り等の復元活動をされているとのこと、ありがとうどざいます。
草刈りも、刈る時期・刈る高さ・刈る場所をずらして多種多様な植物相をつくり出し、訪れる昆虫等を増やす事を目指されているとのことです。
爬虫類アパート!?(笑)
こういった自然保護活動を詳しく見てみると、本当に知識豊富な方々のプロフェッショナルな活動なのだとわかります。
素人には出来ませんし、そもそも保護すべき貴重なものがどれなのかも判りません。
「自然保護」・・・・誰もがYESと答える言葉でしょう。
大切なのは何よりまず知ること興味を持つことなのです。
ワタクシ、アヒルノヒカリも自転車旅を通して少しずつ自然にふれ知識を増やし、ブログという形で何かしら皆さんと共有出来たらなと思っています。
以上シラタマホシクサ自生地より、自然ドキュメンタリー「アヒルンが来た!」がお届け致しました。(笑)
皆さんの身近に湿地はありますか?