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名古屋の楠木正成像 名古屋市赤塚神明社

名古屋の楠木正成像 名古屋市赤塚神明社

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

何か気になる名前の場所ないかと地図を眺めた結果・・・・湊川神社!?

まるで湊川の合戦みたいな名前の神社です。

まさかなぁと思いつつ祭神が気になって調べたところ、なんと楠木正成の像がある様なのです。

本当に名前そのままです。

名古屋に楠木正成・・・・一体どんな縁があってここ名古屋で祀られているのでしょう?

本日はここを訪れてみようと思います。

 

赤塚神明社

本日の目的地、湊川神社は赤塚神明社の境内神社の様です。

という訳で、やって来ました赤塚神明社。

ここは・・・・うーん、ワタクシ知っていますねぇ。

随分昔に別の仕事をしていた時、何度か前を通りました。

その頃も神社に興味はありましたが、とにかく忙しく中に入るという事はしませんでした。

なんだか懐かしい・・・・。

どうやら近々お祭りがある様ですね、活気があって良い感じです。

創建年 不明

旧社格・等級等 郷社・六等級

祭神 天照大神

おぉ、デカい・・・・とても立派な灯籠です。

境内地は神が宿る神聖な地です

ペット(犬など)はご遠慮下さい

・・・・これはごく当たり前のことですが、正面にドーンと書かれているのは初めて見ました。

何か荒らされた過去でもあるのでしょうか?

そうだとしたら悲しい事ですね。

この様な書き出しが必要ない世の中であって欲しいものです。

鳥居の後ろには立派な御神木。

手水舎には残念ながら柵が被せてあります。

まだまだコロナの影響が残っている訳ですね。

綺麗な手水舎なだけに勿体ないですね、こういうものが無くなるのはいつになることやら・・・・。(泣)

境内は広く、そしてとても綺麗です。

百度石もありますね。

そして絵馬とおみくじ。

狛犬も立派です。

早く戦争が収束しますように・・・・。

さて、此方の赤塚神明社もやはりミステリーがある様でして・・・・創建年は不明ですが平安か鎌倉か、古くからの神社らしいとのことです。

そして元々は神明社ではなかった可能性もあるそうですよ。

ですが本日はそちらに深入りするのは止めましょう、キリがない。(笑)

 

湊川神社

そうです、本日の真の目的地はここ・・・・湊川神社です。(笑)

楠公湊川神社・・・・うおぉぉぉぉ。

本当に在りましたね、楠木正成公の像がっ!!

楠木正成・・・・やはりその生涯はカッコいいの一言です。

戦前教育では天皇のために戦った英雄と教えられた訳ですが、そういう教育がなくとも彼の生き様は日本人の心を揺さぶるのではないでしょうか。

足利尊氏を朝敵と貶める教育をしなくても、日本人なら楠木正成には自然と魅力を感じる事でしょう。

そして残念ながら楠木正成と聞くと、どうしても武田鉄矢の顔が浮かんでしまいます。

・・・・大河ドラマは本当に怖いですね。(笑)

さて話がそれました、何故名古屋に楠木正成を祀る湊川神社があるのか!?

答えは幕末にありました。

幕末の1867年に尾張藩儒学者の国枝松宇という人物を中心とした尊皇志士達が、ここ赤塚神明社境内に楠木正成を祀るこの湊川神社を建てたとのことです。

国枝松宇という人物を調べてみましたが、あまり多くの情報は出て来ませんでした。

生まれは尾張名古屋の蝋燭商で尾張藩校明倫堂で学んだそうです。

赤穂浪士に傾倒していたそうで、遺聞を収集し「義人録補正」というものを残したとのことですよ。

「尊皇攘夷」や「倒幕運動」といった言葉は出て来ませんでした・・・・学者肌の方だったのでしょうか。

楠木正成は幕末の尊皇志士から象徴として崇められ、明治、戦前、そして戦争へと進んで事になります。

ワタクシも・・・・やはりどうしようもなくそういった時代や歴史に惹かれてしまいますが・・・・。

何と言うか・・・・眉間に皺を寄せて楠木正成を崇め奉るのではなく、緩く穏やかな気持ちで参拝出来る現代の方が幸せだよねぇなどと思う訳なのです。

ウクライナのニュースを見るたびにそう思うのです。

 

皆さんの身近には、どんな神社がありますか?

 

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