フェルト ブリード アドバンス GRX820
皆さん、お疲れまさです。
アヒルノヒカリでございます。
先月スモールサイズのグラベルロードの記事を上げました。
ズラッと並べて検証してみたところで一番気になったのは・・・・。
(フェルト公式サイトより)
此方のFELT BREED Advanced GRX610です。
オールロードではなく未舗装路重視、しかもグラベルレース向けの一台・・・・ワタクシはレースに出る予定はありませんが、コンセプトがとても気になります。
やはりスポーツバイクなのですから快適性よりスピード重視の方が好みです。
グラベルロードでロングライドすると楽・・・・グラベルロードの売り文句で時々聞きますが、楽じゃなくて良いのです。
「楽」=「楽しい」とは限らない・・・・多少疲れてもキビキビ増減速出来る、漕いで楽しい方が良いのです。
キツければ距離を短くすれば良いし、そんなに長距離を楽しめる未舗装路は日本にはそうそう無いでしょう。
そして舗装路を長距離走るならロードバイクを選びます。
レース向けという事でサイズ47にトップチューブが長めの530、実は今ワタクシが乗っているロードバイクもサイズ47にトップチューブが530でして・・・・前傾姿勢にも慣れています。
・・・・が。
(フェルト公式サイトより)
フレームカラーはこっちの方が断然好みです、ハイ!完全に見た目の話です。(笑)
グラベルロードはロードバイクとの差別化なのかアースカラーが多いですね。
ワタクシはスポーツ機材は派手な方が好みです。
野山を駆けるからといってアースカラーにする必要は無いでしょう、銀輪部隊を組織して戦場を駆け巡るわけじゃあ無いのです。(笑)
此方はFELT BREED Advanced GRX820、上位モデルです。
カラバリではなく上位モデルなので当然価格が違います。
今回はこの2台を比べて何が違うのか、価格差に納得出来るかを調べてみます。
FELT BREED Advanced GRX820とFELT BREED Advanced GRX610
まずフレームはカーボン素材とジオメトリーは同一、完全に同じフレームです。
次にコンポーネントです。
FELT BREED Advanced GRX610はブレーキ以外はGRX610、ブレーキのみGRX400となっています。
そしてスプロケットは105で2×12です。
対してFELT BREED Advanced GRX820はフルGRX820、スプロケットはアルテグラで2×12となっています。
FELT BREED Advanced GRX610の価格帯だと他社のバイクも大体ブレーキがGRX400の様です。
ですがディレーラーがGRX820のモデルも多くあるので、そこだけ見るとFELT BREED Advanced GRX610は少し割高感があります。
ただディレーラーよりシフトレバーやクランクの方が重要ではないかと思っています。
ワタクシが気になっているのはGRX820のシフトレバーです。
フレア角のあるハンドルに合わせて握り易いよう特別設計されているそうです。
FELT BREED Advanced GRX610の価格帯でシフトレバーがGRX820は見つかりませんでした。
コンポは後で付け替えられますが高つきますし、その名通りのフルGRX820というのは好感が持てますね。
しかしコンポの違いだけでこの価格差は埋まりません。
次の違いはサドルです。
FELT BREED Advanced GRX610のサドルはPrologo Dimension NDR ATN、プロロゴディメンションシリーズのカタログにこのサドルはありません。
旧モデルなのか、それとも完成車用のサドルなのか・・・・詳細は分かりません。
FELT BREED Advanced GRX820のサドルは同じくPrologo DimensionのNDR T4.0、此方はカタログに載っています。
シリーズで一番低いグレードの様で、レールがクロモリなので少々重めですかね?
サドルは座ってみないと分かりませんが、市販のサドルがついているのは好感が持てます。
ですが変える前提で安いサドルにして、価格を抑えてくれた方が嬉しいかもです。(笑)
それゆえにサドルの違いでも価格差は埋まりません。
恐らく一番の違い・・・・それはホイールです。
FELT BREED Advanced GRX610のホイールはDevox Wheel RDS.A1、検索してもこのホイールそのものは出てきませんが、メルカリに出店されている物が見つかりました。
いわく、FELT VR Advanced 105完成車に付いてきたホイールとの事・・・・完成車用のホイールの様ですね。
FELT VRはオールロード・・・・。
出店価格は8500円、出店者いわく初級ロードバイクやクロスバイクのアップグレードにおすすめ・・・・だそうです。
対してFELT BREED Advanced GRX820のホイールはReynolds G700 Custom・・・・レイノルズ!
クロモリフレームのパイプでも有名ですね。
調べてみると日本の輸入代理店のサイトは工事中・・・・外国の英語サイトでG700が見つかりました。
カーボンリムのグラベル用ホイールで耐久性についての記述が多いです。
USドル表記だったので、今の日本円に換算すると大体18〜19万円でしょうか。
カスタムと記載されているのでG700そのものでは無い様ですが、ホイールそのものをカスタムしてしまったら別のホイールになってしまいます。
完成車用にハブがグレードダウンしているのでは・・・・と予想します。
せっかくディスクブレーキバイクに乗るのだからカーボンホイールを付けたい・・・・が、やっぱりお高いですよね。
それが完成車に多少お安く付いてくるなら有り難いわけです。
加えてホイールの売りが耐久力なら、未舗装路初心者のワタクシにピッタリではないでしょうか?
重量は1545g、サイトには「軽くはないが」と紹介されていましたが、アルミリムホイールに比べれば十分軽いです。
Devox Wheel RDS.A1は・・・・はっきり言って要らないですかねぇ。(笑)
オールロードを避けているのにオールロードと共用のホイールというのはイマイチですし、グラベルレース用を謳っているフレームともミスマッチでしょう。
そしてメルカリですから叩き売り状態なのかもしれませんが、8500円のホイールはいくら何でも・・・・。(笑)
因みにタイヤはどちらともVittoria Terreno Dry、自分で選ぶ場合でも候補に挙がるタイヤで文句無しです。
公式サイトからの情報ではありませんのでハッキリしませんが、調べたところDevoxはフェルトオリジナルブランドの様です。
フェルト完成車のハンドル、ステム、シートポストはDevoxです。
物価高が憎い!(笑)
・・・・なかなかお金が貯まりません。(笑)
料理は好きなので外食もしないし惣菜も殆ど買いません。
肉や魚は50%オフ、野菜も値引きしたものを買います。
今まで通りの至って普通の生活を営んでいる筈なのですが月末になると・・・・おや??っとなります。
そろそろ何時どのバイクを買うのかしっかり決めないと・・・・ただなんとなくでは貯まりません。
ホント、困った世の中ですよねぇ。(苦笑)