災害避難セットを再考する
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
去る1月1日、今年の元旦に北陸で大きな地震が起こってしまいました。
一日も早い復興を心から祈っています。
2024年1月1日
あの日あの時間・・・・ワタクシ丁度出勤時間でして、家を出る10分前でした。
スマホから大音量の警告音と地震注意のメッセージ・・・・呆然と眺めていると不気味な揺れが起こりました。
電車通勤なので、すぐにJRの情報収集と地震の情報収集を行いました。
地震情報は当初の「津波の心配なし」から一瞬で「即避難」に変わりました・・・・本当に恐ろしい程早かったです。
その後職場のTVから続々と流れてくる情報・・・・揺れと物が散乱した部屋の動画も公開されていましたね。
あれがもし自分の身に起きていたら・・・・。
随分前に災害避難セットについて書いた事があります。
もし今回の地震が自分の身に起きていたら・・・・ワタクシのセットは残念ながら全くの無力だったと思います。
自分が被災した状況を想像しながら災害避難セットを再考してみようと思います。
保管場所
今回痛感した一番の問題点がこれです。
普段使うことのない避難セット、ワタクシはクローゼットの上段に置いていました。
正直言って邪魔ですし、その辺に置きっぱなしにすると埃を被ってしまいますし・・・・ですが今回の状況を鑑みるにこれは大問題です。
地震アラームから地震が起きるまで、それから津波の避難勧告が出るまで・・・・時間的猶予は全くありませんでした。
「津波が来るかもしれないから避難準備しておいてね。」などというゆとりのある知らせは来ないのです。
部屋にはものが散乱して足の踏み場もない・・・・そして余震の恐れがある状況で「津波、すぐ逃げて」という勧告が出たとしたら、クローゼットの上から避難セットを下ろす事が出来たでしょうか?
ワタクシはつくった避難セットを部屋に置きっぱなしにして逃げることになったでしょう。
入れていないもの
保管場所と同じで時間的猶予が多少あるだろうという誤解がありました。
食料の多くや普段使うものが避難セットに入っていません。
クローゼットの上からセットを下ろしそれらを詰め込む時間は・・・・全く無いのです!
そして普段使うから入れていないものが、避難した後すぐに使いたいものなのです。
身分証明書
入れていないものに含まれますがそもそも入れる気がなかったもの・・・・失念していたものです。
役所で行う被災後の各種手続きには身分証明書が必要です。
余震や倒壊の危険がある家に戻ってこれを探すというのは困難でしょう。
火災で消失してしまうかもしれません。
運転免許証を毎日セットから出しては使い、使っては入れ直すというのは現実的ではありません。
ではどうするか・・・・?
つくるだけつくって全く使い道のないマイナカードを入れっぱなしにするというのはどうでしょう。
あの役立たずのカードの一番良い使い方なのではないでしょうか?
現金
同じく入れていないものに含まれ、そして失念していたものです。
被災地の一部コンビニが炎上していましたね。
真相はよく分かりませんが、そのエリアではものを買うという事が出来たのは確かです。
この辺りも想像力が足りませんでした。
買える買えない買う買わないはその状況によりけりですが、現金を避難セットに入れておくべきでしょう。
少量の硬貨や紙幣ならマイナカードと一緒に入れておいても重荷にはなりません。
恐怖や混乱、そして時間の猶予は無い
大した内容ではありませんが今回の震災で現時点これらの事に気付きましたので、備忘録も兼ねて書いてみました。
南海トラフがどうのこうのと言われ続けて、いったいどれくらいになるでしょう?
今この瞬間にも被災する可能性は全国誰にでもあります。
災害避難セットは被災したその瞬間に・・・・恐怖や混乱の中ですぐに持ち出せる状態にしておかなければなりません。
また何か思いついたらここで書いてみようと思います。
キャンプ用に40Lのバックパックを買いましたので、それを使ってつくり直しみようかとも思っています。
備えあれば憂なし・・・・ですよね?