高校時代の思い出を追いかけて 福井県若狭湾 その2
前回のあらすじ
高校時代の思い出を追いかけて名古屋を飛び出したアヒルノヒカリ。
目指すは福井県若狭湾。
難所と思われた関ヶ原を瞬殺、懸念された天気にも恵まれて遂に琵琶湖に到達する。
勝利を確信し慢心するアヒルノヒカリに破滅の時は刻一刻と迫っていた。
それでは皆さんお待ちかね〜〜っ!
レディ〜〜、ゴオォォッ!!
北進、アヒルノヒカリ
崩れかけた天気も一瞬で回復、若狭湾を目指して琵琶湖沿いを疾走するアヒルノヒカリ。
激しく照りつける太陽、遮るものは何もありません。
あ、暑い・・・・。
高校時代にはありませんでしたが、今はしまなみ海道として整備されています。
整備されてはいますが所々道幅は狭く、店やコンビニ、自動販売機すらない区間もありますので休憩や水分補給には注意が必要です。
ワタクシはここでしっかりと休憩に失敗しました。
休憩しやすい場所までと思って走っているうちにだんだん足が重く、ケツが痛くなってきました。
スピードが・・・・出せない!
やっと大きな体育館が見えてきたので休憩です。
念願のコーラを飲み、ドリンクボトルに水を入れます。
地元のおじさんと少し会話、この先の道路状況を教えて頂きました。
ありがとうございました。
十分に休息を取ったので若狭湾に向けて北進再開です。
ですがすぐにケツが痛みだし、足が動かなくなってしまいました。
30km/hでここまで来たのに今は10km/h前後しかスピードが出ません。
大丈夫なのか、まだ琵琶湖沿いだぞ!?
遠くにトンネルが見えてきました。
おぉぉ、やっと琵琶湖沿い脱出か?
・・・・ひぃぃぃ〜!
トンネル、怖っっ!!
高校時代もこんな感じの長いトンネルを何本も通過した記憶がありますが、その時は恐怖は感じませんでした。
知らないって恐ろしいな・・・・。
そして恐怖の長いトンネルを抜けると・・・・そこはまだ琵琶湖沿いでした。
琵琶湖は大きいな・・・・。(泣)
その後琵琶湖からは脱出したものの、幾つもの恐怖のトンネルと幾つもの厳しい峠の波状攻撃でワタクシ、アヒルノヒカリはボロボロになってしまいます。
何本目かの峠で右膝と左脹脛を痛め僅か10km/hすら出せなくなり、シフトチェンジで右手、そしてケツの痛みは耐え難くなりました。
しかしワタクシ、アヒルノヒカリはソロプレイヤーです。
止まったところで誰も助けてはくれません。
前に進む以外に選択肢は無く、前に進む以外に救いはありません。
それにしてもこの道のりを高校生がママチャリで走破したなど信じられん!!
そして半壊状態のアヒルノヒカリを待ち受けていたのは敦賀JC、ここはもしかして自動車専用?
恐ろしい場所です!
看板や迂回路は無かったと思うのですが、とても自転車で通る所ではありません。
降りる場所を間違えないように残り少ない気力と体力を振り絞ります。
やっとの思いで若狭湾沿いの敦賀市内に到着したアヒルノヒカリに、非情かつ驚愕の事実が突き付けられます。
時間が・・・・キャンプ場受付終了時間まで後30分しかない・・・・。
これは・・・・詰んだか?
すみません、旅の記事なのに写真が一枚もありません。
本当に必死でした!(笑)
次回に続く?