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謎の塔攻略作戦 名古屋市覚王山

謎の塔攻略作戦 名古屋市覚王山

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

先日名古屋市内で偶然に謎の建造物を見つけました。

今回はその建造物の攻略に向かいます。

その建造物とは、

あの塔でございます。

あれは一体なんでしょう?

まあ、ネットでピピッと調べれば簡単に正体が分かる訳なんですが、それでは面白くも何ともない。

下調べ無しで直接行ってみましょう。

 

東山給水塔

塔の近くに看板がありました。

攻略目標である謎の塔の名は東山給水塔、どうやらこの周辺は水に関連する地域のようです。

この塔も水道局の管轄のようですね。

工事中の様でここからは入れません。

何となく嫌な予感がしますが、周りを捜索して突入口を探しましょう。

周りは閑静な住宅地です。

見れば見るほど不思議な塔ですね。

突入口は発見できました。

が、思いっきり「工事中 立ち入り禁止」と書かれていました・・・・。

まさかの攻略失敗です。

 

放生池

途中謎の石碑を発見しました。

写真では見難いですが、

殺生禁断

放生池

覚王山

と書いてあります。

後ろは広い空き地ですが、昔は池だったんでしょうか?

帰宅後調べました。

やはりかつては池があった様ですね。

石碑の裏には、

大正七年

延命講中

と書かれているそうです。

江戸時代には「西どろあき池」と呼ばれ、明治37年に覚王山日泰寺が健立されてから日泰寺の「放生池」となったそうです。

放生会(ほうじょうえ)と言う仏事があるそうで、その日一日は殺生を禁じ生命の尊さや慈悲の心を尊び捕まえられた亀や魚を池に放ちます。

その池がこの放生池だったとのことです。

うなぎをはじめ様々な魚が住んでいて子供の遊び場、市民の憩いの場だったそうです。

40〜50年前に埋め立てられてしまった様ですが、理由を見つける事が出来ませんでした。

放生池、見てみたかったな。

どうかポジティブな理由でありますように・・・・。

 

水の歴史プロムナード

うーむ、このまま敗走するわけには・・・・。

ふとあの看板を思い出しました。

水の歴史プロムナード、良いじゃないですか。

天はワタクシ、アヒルノヒカリを見捨てなかった。

早速これを廻ってみましょう。

 

100周年記念碑

名古屋市の水道が給水を初めて2014年で100周年を迎えたその記念碑です。

2014年から100年前となると1914年、ちょうど第一次世界大戦勃発の年ですね。

後々日本も参戦しますが主戦場はヨーロッパですから、こうして水道を設置するゆとりがあったと言う事でしょうか。

 

天満すいどうはし

工事中かと心配しましたが渡る事が出来ました。

竣工昭和11年

改修昭和59年

改修令和2年

どうやら改修されたばかりの様です。

今日渡れてよかった。

しかし・・・・、随分揺れるんですけど・・・・。

渡った先から東山給水塔が一望できました。

これは完全に工事中ですね・・・・。

本当に魅力的な塔です。

いつか中に入れる様になるのかな?

 

東山配水場5号配水池

天満すいどうはしの階段横から入れる様です。

入れませんでした・・・・。

柵越しでは何が何だかさっぱりですね。

残念ですが次に進みましょう。

 

水の歴史史料館

水の歴史史料館(休館中)・・・・。

おいなんだ?何かおかしいぞ?

もう一度水の歴史プロムナードの看板をよく見てみると、

なんと各名所の写真の下に小さく「※イベント等で見学できます」と書いてあるじゃないですか!

だ、だましたな〜〜〜〜!

ダメ企画決定の瞬間でした・・・・。

しかし折角なのでこのまま進んでみましょう。(泣)

 

四観音道

綺麗な遊歩道ですね。

木陰が気持ち良いです。

そんなに長くはありませんがWCもあり綺麗に管理された遊歩道です。

何か展示物があります。

Y字管、昭和8年製造と書いてあります。

完成当初は水が流れていたのでしょうね、寂しい・・・・。

少し水が溜まっています。

今日は暑いので水を見ると涼しい気分になります。

この遊歩道沿いの民家は裏口がここと繋がっています。

これは羨ましいですね。

遊歩道、四観音道もここまでです。

気持ちの良い遊歩道でした。

 

水の小径

上の写真、歩道橋の階段右側が水の小径です。

噴水の様ですが水は出ていません。

名古屋市水道通水70周年を記念し市民が水と触れ合う憩いの場として整備したとありますが、水が無いんですよ・・・・。

例のイベント時と言う事でしょうか?

アゲハ蝶が水溜りで羽を休めていました。

夏はもうすぐそこです。

歩道橋階段にも展示物がありました。

仕切弁、製造はなんと明治44年とあります。

錆錆ですがこんな屋外に置いておいても良いんですかね?

 

鍋屋上野浄水場旧第一ポンプ場

例のイベント時です。

柵越しの写真も飽きたので、歩道橋の手すりに立って撮影しました。

良い子は真似してはいけませんよ。

写真奥に見えるのは名古屋ドームです。

 

水道公園「水の丘」

噴水ですが水が出ていません。

知ってた。

 

鍋屋上野浄水場

すみません、またも柵越しです・・・・。

あ〜あ、コーラ飲んで帰ろう。

 

ポケットの中のスマホは百科事典を超える量の情報にアクセスする事が出来、歩きながらでもあらゆる情報を得る事が出来ます。

しかし気軽になんでも知れるが故に未知が減り冒険が減ってしまう様な気がします。

この塔を見かけて家で調べたとしたら「ふ〜ん」で終わってしまったかも知れません。

下調べ無しで行ってしまうとこういう旅になってしまう事もあるでしょう。

ですが、ワタクシは地元の未知に触れられて楽しかったです。

コーラはここで飲みました。

名古屋ドーム前のドラゴンズ仕様のファミリーマートです。

 

こんな締めですが、大目に見て下さいね?

 

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