災害サバイバル

偽自衛隊員の見分け方

偽自衛隊員の見分け方

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

少し前ですが、被災地から耳を疑う唾棄すべき酷いニュースが入りましたね。

偽自衛隊員だと!?

本当に酷い・・・・世も末です。(怒)

見分け方について各メディアから情報が出ていますが、こちらでも少し触れようと思います。

 

氏名、所属、階級章

正規の軍人は自国の軍服を着用し、そこに氏名、所属、階級章のワッペンを付ける・・・・これは国際法で定められています。

他国の軍服やワッペンなしの軍服を着用して戦場で捕まった場合、戦時国際法違反で捕虜として扱われません。

場所も決まっていまして氏名と所属のワッペンは左胸に、階級章は襟か左腕に着いています。

ワッペンをつけていない迷彩服を着た自衛隊員など存在しません。

 

ヘルメット、帽子

自衛隊員は常にヘルメットか帽子を着用しています。

メディアでもそう紹介されていますね。

ただ帽子はどうでしょう?

着用は基地や駐屯地内の作業や訓練時で、自衛隊の敷地外ではヘルメットを着用します。

よって被災地で活動中の自衛隊員は帽子ではなくヘルメットしか着用しません。

昼間の活動時間に帽子を被った自衛隊員がいたら疑って良いでしょう。

 

自衛隊は集団行動

自衛隊員は一人で行動しない、これもメディアで紹介されています。

では2〜3人のグループなら安心なのか?

自衛隊は部隊単位で行動します。

各被災地域が各連隊に割り当てられ、その地域を担当する連隊が各地区に中隊を割り当てるといった感じでしょう。

中隊には兵科にもよりますが、約100人の自衛隊員が所属しています。

家屋の下敷きになっている被災者を捜索するのに2〜3人のグループで行動する事はあるでしょう。

ですがその2〜3人の周辺には約100人の自衛隊員がいるはずです。

自衛隊到着の情報も活動目撃の情報もない地域に2〜3人の自衛隊員がウロウロしていたら、これも疑って良いでしょう。

 

無人の家屋に入らないし、個人の財産の話もしない

国民の財産を守るのは自衛隊員の義務です。

ですがそれは活動を通して守るのであって、個人の財産の話をあれこれ直接する事はありません。

倒壊した家屋は勿論ですが、無人の家屋にも生存者確認を行う事がもしかしたらあるかもしれません。

ですがそれも外から声を掛けるだけで、勝手に家に入る事は絶対にありません。

無人の家屋に上がり込んでいる自衛隊員を見かけたら、それは自衛隊員ではありません。

 

そうは言っても難しいですよね・・・・

メディアでは自衛隊の専門用語を使って確認する、氏名と所属を聞いて駐屯地に電話確認するなども紹介されていますが・・・・はっきり言って難しいですよね。

元陸上自衛隊員のワタクシであっても・・・・被災した自分達を助けに来てくれたであろう自衛隊員に疑惑の目を向けるなんて出来るでしょうか。

たとえ違和感を感じたとしても、問いただす事が出来るでしょうか・・・・。

もし本物だったら・・・・良心が痛みます。

だからこそ今回のこの事件は許せません!

もし捕まえたら捕虜にしなくていいわけですから、海に沈めて魚の餌にでもしてやりたいところです。

ですがこのニュースが世に出てしまった以上、今回以降の災害被災地で二番煎じ、三番煎じの偽自衛隊員が恐らく現れるでしょう。

いつ被災者になるか分からない以上、偽自衛隊員の存在とその見分け方を心の片隅に置いておく必要が・・・・悲しい事ですがあると思います。

自衛隊と同じ柄の迷彩服は誰でも簡単に買う事が出来るのです。

自衛隊が本格的に活動している今の被災地に偽自衛隊員が現れる事はもうないでしょう。

今回の事件に対する情報としては遅いですが、そういう意図があって記事にしてみました。

 

とにかく一日でも早い復興を心からお祈り申し上げます。

 

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