式内社と山歩き 愛知県大縣神社、本宮山
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
一気に寒くなりましたねぇ、今年は暖冬などという話もありましたが・・・・?
尾張國二ノ宮 大縣神社
今シーズン初の山歩きにやってきました。
愛知県犬山市の名鉄楽田駅、本日は本宮山と大縣神社を歩きます。
駅から真っ直ぐ東へ、一本道です。
やたらと大型のトラックが行き来しています・・・・どこかで大掛かりな工事でもしているのでしょうか?
歩道がしっかりしているので危険はありません。
道端のミカンの木・・・・もう冬目前ですね。
到着・・・・立派な鳥居が見えてきましたよ。
社標に式内大社 大縣神社と刻まれています。
祭神は大縣大神、尾張主要三神の一神で尾張国開拓の祖神とされているそうです。
今は七五三の季節なのですねぇ・・・・勿論山歩き前に参拝します
手水舎には・・・・。
たっぷりの水、良いですねぇ。
気になるのはその奥にある・・・・。
さざれ石!
沢山のお賽銭が載っていました。
手水舎隣には池・・・・いつも思いますが、池って本当に不思議な色をしています。
そして温かい感じがしますね。
此方は解除社・・・・変わった名前ですね。
境内で一番鳥居に近いので、参拝前にここで厄祓いという意味でしょうか?
帰宅技調べたところ、「解除」がこのお社の固有名詞なのだっそうです。
祭神は八十禍津日神、神直日神、底津少童命、中津少童命、表筒男命、田心姫命との事ですよ。
狛犬、此方も珍しい姿ですね。
大縣神社の拝殿です。
見る事は出来ませんが、本殿の方は国の重要文化財に指定されているそうです。
帰りにはここで七五三の祭事が行われていましたよ。
綺麗に着飾った小さな子供がテテテテ〜と走り、履き慣れない履き物がピョピョ〜ンと飛んでいっていました。
可愛らしいですね。(笑)
絵馬と・・・・はっ、アレは?
木彫りのウサギ?
卯年だからでしょうか?
此方は姫の宮、玉比売命が祀られているとの事です。
隣にくぐり鳥居があります。
あの小さな鳥居を潜るのでしょうか?
匍匐してもなかなか難しそうです。(笑)
姫の宮の脇に木彫りの干支動物達が待機しています。
やはり先程の兎は干支のようですね。
ちょっとピンボケ、すみません。
姫の宮の奥には・・・・。
むすび池、ちゃんと狛犬もいます。
あぁ、ここは良いですよ。
暖かく不思議な色の池の中央にお社、賽銭用の受けが池の中に沈んでいます。
さらに此方は大国恵比須神社。
蛭子神、大國主神。合祀 豊斟渟命、高皇産靈尊、大日靈尊、月讀命、天鈿女命、伊邪那岐命、大足彦忍代別命、天御中主神、國底立尊、天目一箇命、木花開耶姫命、金山彦命、品陀命、建御雷命、大己貴尊・・・・と多くの神々が祀られている様です。
お供物の米俵・・・・学校が奉納した様です。
更には・・・・ウィスキー!!!
これは面白い!!!(笑)
大国恵比須神社の脇にもお社があります。
楽田神社、祭神は護国の英霊との事です。
どうか、安らかに・・・・。
大縣神社は更に奥に続きます。
彼方は梅園です。
帰宅後写真を見ましたが、斜面いっぱいに梅の花が咲き誇り姫の宮の朱色と組み合わせが美しい様ですね。
梅の季節に来るべきだったかも知れません。
姫石、更に奥がある様です。
向かって右側の小さな鳥居の方に姫石があります。
とても不思議な姿の石ですね。
そしてそろそろ紅葉の季節です。
真霊の滝
四季桜の社。
池の周りを廻る事ができます。
そして・・・・。
桜・・・・なのか!?
まさか桜を見られるとは思いませんでした。
道は更に奥の方まで伸びています・・・・一体何処まで続いているのでしょう?
ワタクシ、そろそろ山道に入りたいのですが・・・・。(笑)
また鳥居が見えてきました。
一瞬行き止まりに見えましたが、車両通行止めでした。
目的地の本宮山の名が出てきました、進んでみましょう。
鳥居を潜って進むと木にピンクのリボン・・・・登山道ですね。
本宮山の山頂には大縣神社奥宮があります。
ですから山自体が神社なのでしょう。
そういうわけだからでしょうね、特別「登山道入り口」というような看板はありません。
初見だと困惑するかも知れませんが、神社を道なりに奥に進めばそのまま本宮山登山道になります。
相澤山、姫の宮奥宮
先程のピンクのリボンの場所が分岐点になっていました、右に行くと姫の宮奥宮があります。
早速行ってみましょう!
カメラの関係でしょうか、実際よりも明るい写真になりました。
薄暗く、険し目の登りがいのある道が続きます。
ありました、姫の宮奥宮です。
山中に小さなお社が一つ、ワタクシこの雰囲気が大好きです。
お社の後ろに・・・・あの石も間違いなく祀られていますね。
奥宮で行き止まりではなく上へ上へと細く急な道が続いてきます。
息が切れますが、登って楽しい細道です。
登山道リボン発見です。
山頂に出ましたよ、相澤山・・・・相澤山!?
相澤・・・・山・・・・??
実を言いますとこの道は麓の分岐点の反対側、目的の本宮山への山道に繋がっていると思って登っていました。
山頂で方角を確認すると、全く逆方向の全く別の山に登っていたという事が発覚しました。
姫の宮奥宮は見たかったし相澤山は登って楽しかった・・・・違う山と知っていたら来なかったかも知れません、幸運でした・・・・とはなりません。
知っていてここまで来たのではないのが怖いわけですね。
もっと小まめに地図や方角を確認しなければ、確認する習慣を身に付けなければっ!
これは今シーズンへの戒めにしなければなりません。
地図で現在地を確認し、本宮山とは更に逆方向ですが少し下った場所に八大龍王のお社がある様です。
折角ですから行ってみましょう・・・・というのが正しい寄り道ですよねぇ。
うわぁぁ、なにこれ・・・・怖い。
かつてはお社があったのでしょうか・・・・人気のない山中で壊れたまま放置されたお社、何やら物凄く恐怖を感じてしまいます。
・・・・洞穴の前にはお賽銭用の籠、完全に見捨てられているわけではない事に少し安心感を得ました。
恐怖を感じるワタクシは洞穴の中を覗く事が出来ません。
ここは何なのでしょう・・・・?
そのすぐ横に八大龍王が祀られた場所があります、もしかしたら壊れてしまったのは八大龍王のお社なのかも知れませんね。
この先は下り道、目的の本宮山には続いていません。
というわけで麓の分岐点に戻ってきました。
姫の宮奥宮と相澤山は右、本宮山は左です。
本宮山
舗装された緩やかな坂道が続きます。
やっと未舗装の道になりました。
日の光を浴びて緑に輝くシダ植物。
別の山への分岐点です。
右は信貴山、入鹿池、そしてヒトツバタゴという植物の生息地に行けます。
早速ヒトツバタゴという植物を調べてみました。
モクセイ科の植物で5月に白い花が咲くそうです。
一番遠い入鹿池でも2km、しかし今日じゃない・・・・5月なったら行きましょう。(嬉)
山頂はまだ先ですが、展望台がありますね。
ですが老朽化に伴い・・・・でしょうか、上がる事は出来ません。
ちょっと昼休み、安定のジャムパンを食べました。
更に進むと鳥居と石階段・・・・。
悶絶の階段地獄・・・・と言う程ではありません。
雨宮社。
此方の方と少し会話を楽しみました、ありがとうございました。
なかなかに良い眺めです。
先に進むとまたお社が。
名前が分かりません。
社標がなくGoogleマップにも表示されませんでした。
木の根が凄い!
山頂に到着。
山頂には大縣神社奥宮があります。
一日も早く戦争が収まりますように・・・・。
可愛い!(笑)
本日も秋晴れ、気持ちの良い一日でした。
ありがとうございました。
大縣神社は広く明るく見どころの多い、それでいて神々しい雰囲気もある気持ちの良い神社です。
その奥の本宮山はしっかり整備された登りやすい山です。
そして相澤山は逆に人気がなく薄暗い雰囲気の山・・・・ワタクシは好きです。
本日は危険な状態になる前に戒めも得る事が出来ました。
暖冬らしい(?)この冬に低山ハイクなど如何でしょう?