熊よけスプレー フロンティアーズマン ベアスプレー 234ml
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
毎日のように熊関連のニュースが流れますね。
そろそろお楽しみの山歩きシーズンを迎えるワタクシ、アヒルノヒカリですが・・・・。
低山や里山、そしてどちらかというと人気のないコースを単独で歩く事を好むワタクシとしては全くもって他人事ではありません。
そこで少々大袈裟かと思いましたが、熊よけスプレーを購入してみました。
フロンティアーズマン ベアスプレー 234ml
アメリカ製です。
サイズ 直径 5.3cm 高さ 22cm
内容量 234ml
噴射距離 9m
噴射量 43ml/s
噴射時間 5秒
スマホとの比較です。
結構な大きさですよね。
そして・・・・熊の顔が怖い!
日本製ならこのデザインにはならないでしょう。
上からリラックマのシールを貼ったら怒られますかねぇ。(笑)
安全クリップ、夜間に発光します。
握った状態で指一本で外す事が出来ます。
噴射準備完了!
後は親指を押すだけです。
・・・・という作りになってはいますが、スプレー自体の大きさと重さから緊急時に片手で扱うのは無理があります。
左手で缶を固定して安全クリップと取り、左手で握ったまま熊に狙いを定めるというのが現実的だと思います。
有効射程距離が9m・・・・こういった商品の中では平均的な距離です。
数字の上では結構遠くまで届く印象を受けるかも知れませんが、自分の目の前に1m定規を9本並べてみてください。
その先に熊がいたとしたら・・・・かなりヤバい距離だと感じると思います。
熊はとっくに戦闘準備を完了し、此方に向かって突撃を敢行している距離です。
風向きにもよりますが噴射距離と噴射時間を考慮すると、かなり引き付けなければならないでしょう・・・・恐ろしい。(ガクブル)
もう少し小さくて安い物はないかと探したところ・・・・ありましたが有効射程距離3〜4m、冗談ではありません。
それはもう格闘戦の間合いですよ、正気ですか!?(笑)
上記のように9mが平均なので、これ以上の射程延長は実用レベルの大きさを越えてしまうのでしょう。
ベストは熊に会わないこと。
ベターは数十メートル先の熊を目撃してこれを構えながら後退すること。
これを使う状況とは迫り来る対艦ミサイルをCIWSで迎撃するような、まさにイチかバチかの状況です。
決して積極的又は攻撃的な防衛手段ではなく、あくまでも最後のお守り程度の認識でなければいけません。
熊と戦う武器ではありません、ここを間違えないようにしなければいけません。
装着
購入前からその大きさ的に携帯し難いだろうと予想していました。
一緒に純正のホルスターも購入しました。
ベルトに通して使うタイプです。
逆さまにしても落ちない作りになっていますよ。
サイドアームの様で物騒ですね・・・・。
ですが場所はこの腰の横一択しかありません。
ですからベルト一体型のトレッキングパンツでは携行し難いと思います。
これだけなら何も問題ありませんが、登山ならバックパックを背負う訳です。
そして登山用バックパックにはウエストベルトが付いています。
ドイターレースX
ロードバイク用で山歩きにも使っています。
容量は12リットルです。
小さいパックと細いベルト、このバックパックではスプレーの後ろにベルトを通すことが出来ました。
これは予想外の幸運です。
これならなんの問題もなく携行出来ますね。
ドイタートランスアルパイン
此方もロードバイク用で容量は30リットルです。
やっぱり・・・・。(泣)
此方はベルトをスプレーの後ろに通す事が出来ません。
スプレーを包む様になってしまいます。
これではベルトを外すというアクションが一つ余分に増えてしまいます。
緊急時には好ましくないですね。
バックパックのウエストベルトに付ける手もありますが・・・・。
山道を歩くと前にズレてきて歩行の邪魔になりそうです。
ズレてくるかは使ってみないと分かりません。
ドイターエアーコンタクトライト
キャンプ用に購入したバックパックで容量は40リットルです。
あぁ、これを予想していました・・・・。(泣)
分厚くて硬いポーチはスプレーという異物に合わせて曲がってくれません。
こんなにも隙間が空いてしまいます。
これはもう・・・・ダメですね。
ベルトに付けるしかありません。
これしか・・・・ない。(苦笑)
前にズレてくるかも知れません。
その場合は大きめのクリップを使ってズレない様にするという案を考えています。
思うにこの商品は登山者用に作られてはいない・・・・。
アメリカの林業や農業など山間部の作業員向け、又は雄大な森林でのレジャーキャンプ向け・・・・そんな感じがします。
自衛隊時代の体験談 催涙ガス
このスプレーはどれ程の威力があるのか、本当に熊に対して有効なのか?
自分の顔に噴射して臨床実験する気はありません!(キッパリ)
余談ですが、自衛隊の教育隊時代に催涙ガス体験をした事があります。
テントの中で催涙用の線香を焚いてその中にぶち込まれ、歌を歌わされ記念撮影をしました。
楽しい思い出です。(笑)
感想はとにかく痛い、です。
眼は勿論のこと舌もとにかく痛い。
そして顔を始め露出した肌全てが痛かったです。
呼吸をするのも辛かったですよ。
本物の暴徒鎮圧用催涙ガスはもっと強力なのでしょう・・・・恐ろしい。
では熊はどうなのか?
それは熊に聞いてみないと分かりません。(笑)
毛皮に覆われた熊の皮膚に効果があるかは全く分かりませんが眼、鼻、口には有効だと思います。
眼や口は反射的に閉じるかも知れませんが、鼻は隠しようがありません。
犬のあの湿った鼻・・・・催涙成分をよく吸収しそうに見えますが、どうでしょう。
それなりの額を投資したので、逃げていってもらわねば困ります。
そして何よりも、お互いの為に会わない事を祈るばかりです。
何か熊を避ける為に出来る事をご存知の方、是非ともご教授下さいませ。