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セイコー スピードタイマー SBER005

セイコー スピードタイマー SBER005

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

・・・・時計を買ってしまいました。(笑)

早速、オープン!!

今回購入した時計はセイコー プロスペックス スピードタイマーの新作です。

嗚呼、なんて個性的なダイヤルなのでしょう。

これを見たのは(見てしまったのは)まだ発売日前、セイコーの公式サイトで衝撃を受けました。

この斬新でパンチの効いたデザイン、これはすげ〜なぁと・・・・。

ランゲ1みたいなダイヤルの中に更に小さな時分針ダイヤルというデザイン、憧れます。

ですが気に入った時計を気分のままに買っていては破産してしまいます・・・・ワタクシ、気に入った時計を見つけた時は全力で買わない理由を考えます。

ネガティブかも知れませんが、そういう考察も楽しんでいます。

その結果・・・・。

ソーラークォーツにしては値段が高い。

そもそもソーラーウォッチは一本持っているのでもう要らない。

買わないと決めたはずだったのです。

ですがこの時計に興味が尽きず、いろいろと調べてしまったのです。

 

独立多眼式キネティッククロノグラフ

このデザインのクロノグラフを独立多眼式と呼ぶそうです。

・・・・発売前からそんな単語が既にあるということは?

ワタクシが斬新と感じたこのデザイン、なんと過去にセイコーから発売されていたそうなのです!

それがこちら・・・・。

(セイコー公式サイトより)

おぉぉぉお・・・・凄い!

(セイコー公式サイトより)

この時計なんと発売は1999年・・・・時計業界の、そしてセイコーの歴史の厚さには本当に感服ですね。

以降この独立多眼式クロノグラフは幾つものモデルが発売されていますが、このモデルが第一号ですよ?

めちゃくちゃ攻めてますよねぇ、もの凄いインパクトです。

(セイコー公式サイトより)

全く古さを感じませんね。

・・・・大丈夫かな、今後このデザインの時計が復刻したら欲しくなってしまいそうです。(苦笑)

過去モデルの復刻版というのはワタクシ大好きなタイプの時計です。

よせば良いのに更に調べてしまいました。

キネティックとは??

(セイコー公式サイトより)

キネティックとはセイコーが独自開発したクォーツムーブメントだそうです。

機械式自動巻ムーブメントのようにローターがあり、これが回転する事によって発電して動く・・・・電池交換不要を謳ったクォーツムーブメントだったとのことです。

電池交換不要のクォーツムーブメント・・・・ソーラーがまさしく同じ思想の正当進化です。

そう、今回復刻した独立多眼式クロノグラフは機械式や電池式ではなく、ソーラーであることに意味があったのです!

ナンテコッタ・・・・買わない理由が買いたい理由に変わってしまいました。

NOの理由は強烈なYESの理由にひっくり返る可能性を孕んでいます、やり手の営業マンから営業を受ける際はお気を付け下さい。(笑)

 

SBER005

それでは細部を見てみましょう。

ケース径42mm

ケース厚12.9mm

重量152g

10気圧防水

レギュラーモデルがふたつ、そして数量限定モデルがふたつの計4バリエーションがラインナップされています。

ワタクシが購入したのは数量限定の「アナログクォーツクロノグラフ40周年記念モデル」です。

クォーツショックを起こしたセイコー以外、こんな微妙なアニバーサリーモデルは出さないでしょう。

他社にとってはお祝い事ではありません。(笑)

4モデル全てが魅力的で迷いましたが、ワタクシはこのモデルが一番好みですかねぇ。

ダイヤルのインパクトが強烈なだけに、派手なカラーリングの方がバランスが良いのではないかと考えました。

ですが、色味の少ないレギュラーモデルもカッコいいですよ!

インパクトを時計全体に求めるなら数量限定モデル、ダイヤル一点集中を求めるならレギュラーモデル・・・・ぱっと見のインパクトはレギュラーモデルの方が強いかも知れません。

ツートンのメタルブレスレット、公式サイトの写真ではマットブラックに見えますが、実際は淡いグレイ・・・・チタンの様な色です。

ダイヤルカラーとの相性が非常に良く、一体感を感じます。

ブレスレットの裏側にはコーティングが無く、ツートンではありません。

バックルにはSEIKOの刻印。

裏蓋は至ってシンプル、数量限定モデルにはシリアルナンバーが刻まれています。

サイドは緩い曲線・・・・ですが角から受ける印象ゆえでしょうか、全体像はシャープです。

竜頭がひとつとハンマー型のプッシャーがみっつ、かなり個性的なシルエットです。

プッシャー先端は平らではなく、指の形に合わせて中心が窪んでいます・・・・素晴らしい!

サイドにこうもいろいろ付いていながら、防水性能は10気圧・・・・素晴らしい!!

オレンジ色の針が計器ぽくて良いですよねぇ。

ストップウォッチに切り替えると五本の針がニョキッと上を向きます、見ていて面白いですよ。

冒頭でソーラークォーツとしては値段が高いと書きましたが、この時計の為に開発された新型のムーブメントが搭載されています。

アナログクロノグラフではそう多くはない、1/100秒まで計測出来ます。

右側のダイヤルが1/100秒針ですが、針が回るというより・・・・もう扇風機にしか見えません。(笑)

学校の先生がこの時計で50m走のタイム測定をしていたら・・・・めちゃくちゃカッコイイ!

夜光塗料は時分の針とインデックスのみに塗布されています。

全てのダイヤルが光ったら見応えがあったでしょうが、細くて小さい秒針に夜光塗料が塗布されていないのでインデックスだけ光っても仕方がありません。

十分な光量はありますが、ダイヤル自体が小さいので暗がりでの視認性は低いです。

リストオン!

ダイヤルの情報量が多いからでしょう、ケース径42mmより小さく見えます。

手首を曲げてもプッシャーが誤作動することはありません。

付け心地は・・・・そこはセイコーですから手首が細いワタクシでも快適そのものです。

 

やはりクロノグラフはカッコイイ!

本音は機械式クロノグラフが欲しいのですが、本体価格が高くオーバーホール代が傘みます。

今回のセイコー スピードタイマーはどうでしょう?

電池交換とオーバーホール不要のハイコストパフォーマンスなソーラークォーツモデル。

海外の時計に全く引けを取らない、インパクトのあるデザイン。

そして1999年にルーツを持ち、機械式ではない事に寧ろ付加価値がある。

 

・・・・物欲ってホントにどうしようもないですね?(苦笑)

 

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