東海自然歩道 愛知県寂光院→内津神社 一日目
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
さて、今年も山歩きの季節がやってきました。
今回挑むのは宿敵、東海自然歩道です。
しっかりと地図を手に入れていますからね・・・・ふふふ、勝ったな!(旗)
寂光院→大洞池
やってきたのは名鉄犬山遊園駅、木曽川沿いです。
本日も本当に良い天気で・・・・木曽川も実に綺麗ですね。
この地域は鵜飼で有名です。
そして現れる見慣れた6文字の漢字・・・・。
いざ、征かん!!
ジェットコースターのレール。
犬山遊園駅という事で遊園地・・・・ここは犬山モンキーパークです。
子供の頃に来た事があります。
当時はトロッコ列車に乗って入り口まで行きましたが、今はどうなのでしょう。
木曽川を眺めながらの進軍です。
最初のランドマーク、寂光院に到着。
院内の道は東海自然歩道になっています。
お見返り大師、弘法大師ですね。
空海さんは本当に行く先々で見ます。
千体観音堂。
本堂まで登るスロープカー。
野営道具一式入った大きな「登山リュック」を思いっきり背負っています。(笑)
七福神。
スロープカーに乗れないので階段で本堂まで登ります。
まあ、東海自然歩道を征する為にはスロープカーに乗る訳にはいきませんよね!
七福神の名が付く七福坂、各福神のご利益を祈りながら登ります。
紅葉でも有名な寂光院・・・・ですがまだ紅葉を楽しむには早いです。
いずれまた紅葉の季節に再訪しようと思いますので院内のご紹介は最小限に・・・・本日の旅は始まったばかりです。(笑)
御本堂。
戦争が一日も早く終わりますように・・・・。
織田信長もここから景色を眺めたのだとか・・・・。
最初の写真の岩が見えますね。
愛の錫杖。
縁結びの弁財天、ここで登山好きの方と少し会話を楽しみました。
ありがとうございました。
さあ、征くぞっ!!
急でガレた登り坂が歓迎してくれます。(笑)
その上り坂には沢山の石碑や石像、霊神と書かれています。
此方には天照霊神と彫られています・・・・霊神とは?
帰宅後調べてみましたが、霊神とはどうも武家の信仰の様です。
此方の鳥居にも霊神と彫られていますね。
奥にはお社とお地蔵、神仏習合ですね。
この場所ですが、二つの道があって分かり難いです。
・・・・が、手に入れた東海自然歩道本で予習済みです。
今回歩くエリアもスマホで撮影してきました。
ふふふ・・・・迷わんよ東海自然歩道、もはや敵ではない!!(旗)
悶絶の階段地獄。
継鹿尾山山頂に到着。
展望台からパシャ。
本日も秋晴れ・・・・気持ちが良いです。
ここからはアップダウンの繰り返し。
景色を楽しみながら・・・・息切れしながらの進軍です、ハアハア。(笑)
このエリアは人気の登山道のようで多くの登山客とすれ違いました。
車止め、これも東海自然歩道本で確認済み・・・・こんな場所に車止めって要るのでしょうか?(笑)
ここで分かれ道、東海自然歩道恵那コース・・・・またいつか征するぞ!!
少しずつ紅葉が進んでいますね。
ガレガレの登り坂。
この辺りで子供達と引率する先生のグループとすれ違いました。
男女混合の、小学生低学年と思われるグループ。
みんなニコニコ顔で挨拶してくれました、あぁ尊い。
途中で引き返さないならワタクシが今まで歩いて来た、あのアップダウンを経て山頂まで行くわけですよね・・・・。
あんなに小さな体で登っちゃうんでしょうねぇ、子供のパワーって本当に凄いと思います。
大洞池に到着です。
突然のモグラ情報・・・・犬山には4種類のモグラが生息していて、これは世界的にも珍しいそうです。
モグラ、可愛いですよねぇ。
大洞池→開拓パイロット
さあ、先に進みましょう。
舗装路と竹林。
あぁ、集落か・・・・。
東海自然歩道で一番道に迷うのが、皮肉にも人に住んでいるエリアです。
軽トラの移動スーパーが来ていました、のどかで良い風景です。
幸いこのエリアには多くの東海自然歩道看板が立っています。
鉄道沿い、周辺に名鉄の駅があります。
登り甲斐のある山道と眺めの良い展望台、そして終起点は電車の駅・・・・多くの登山者が来るのも納得ですね。
そして・・・・ここから二日間、二度と登山者に会う事はありませんでした。(笑)
道端にカマキリ、危なく踏みそうになりました。
のどかな田園風景と小さな踏切。
・・・・などと思っていると本当に突然こうなります。
東海自然歩道あるあるですね。
池に出たところでなんと通行止め・・・・作業員に聞くと通して貰えました。
立ち入り禁止内からパシャ、ありがとうございました。
池は平谷池という様です。
池のすぐ横・・・・おっ、これは!?
これは湿地ではないか!?
犬山水生生物園というそうで、有志の方々がボランティアで管理してくれている様です。
今や貴重な湿地・・・・ありがたい事です。
ふぅぅ、そろそろ昼食の時間・・・・ジャムパン食べたい。
湿地は生き物にとっての楽園ですが、人間にとっては楽園ではありません。
ここで休憩は・・・・嫌ですね。
陸上自衛隊時代の車両行軍訓練で中隊幹部が指定した休憩地点が・・・・まさかの湿地帯。
こんな場所、絶対ダメに決まってんだろと誰も車両から降りません。
ところがまだ状況を知らない新兵達が車両から降りて休憩してしまいまいした。
車両内で先輩隊員とずっと一緒というのも・・・・気持ちは分かる。
で、ヒルにやられて迷彩服を血で真っ赤にして帰ってきました・・・・笑える思い出です。
これ、何でしょう?
この辺りもまだジメ〜っとしています。
トンネル、上はバイパスの様ですね。
トンネルを潜ると湿地はスパッと消えて登り階段です。
登った先のベンチで念願のジャムパンとクリームパンタイム。
なんかこの丸太の上だけが腐海化しています。(笑)
再び車道越え、今度は上から越えます。
倒木のトンネル。
鉄塔の麓。
そして東海自然(?)車道(笑)。
池。
トンネルを抜けると・・・・。
また池。
犬山市は池が多いのですね、あまりそういうイメージはありませんでした。
そしてまた東海自然(?)車道(笑)。
民家の敷地の様な所・・・・しかし看板はその奥を指しています。
戸惑いながら入っていくと突然こうなる・・・・本当に東海自然歩道あるあるで、もうはっきり言って慣れました。
この辺りは紅葉が進んでいて・・・・。
落ち葉の絨毯をガサガサ歩くのが心地良い。
開拓パイロットに到着、なんか凄いカッコいい名前ですよね。
東海自然歩道本で確認していまして、どんな場所なのかと期待していましたが・・・・。
・・・・周りは特に何も無し、完全に名前負けしていますね。(笑)
先に進みましょう!
開拓パイロット→入鹿池
今回唯一の鉄階段、登る時の足音が好きです。
この区間はひたすら長い登り・・・・息が切れ足腰の疲労を感じ始めます。
やっと登りきって休憩・・・・ん!?
東京大学!
確か岩巣山でも東大の敷地がありました。
演習林と書かれていますが・・・・元陸上自衛隊員からすると演習とは穏やかではありません。
東京大学特殊部隊とか言うのがいそうな雰囲気ですね。(笑)
少々荒れた舗装路。
舗装路を歩くのは好きではありませんが、どうも丁度良い気分転換になった様で感じる疲労が軽くなりました。
気持ちの良い森林を進軍。
・・・・。
・・・・臭い!!
臭いぞっ、この道は臭いっ!!
気分良く森林を進んできましたが、これは東海自然歩道の匂い(雰囲気)ではないっ!!
ピンクの登山道リボンは多く目にしますが、山歩きでのワタクシのこの直感はこれまで100%当たっています・・・・そう、絶対の自信があるのです。
一切の迷い無く即座に引き返す!!
気持ちの焦りから躓いてしまい、前のめりで地面に手をつきました。
・・・・が、疲労した足腰がバックパックの重みを踏ん張りきれず前にゴロン、転倒です。
元陸上自衛隊員が聞いて呆れる。(笑)
心当たりはあります、そしてそこから結構な距離を歩いて来てしまいました。
そりゃあ、気持ちも焦りますよねぇ。
これだから山歩きは・・・・これだから東海自然歩道は怖いという恐怖と、これだから山歩きは・・・・これだから東海自然歩道は面白いという興奮が、心中ゴチャゴチャになります。
心当たりの場所、クソッタレ分岐点はここです。
左に進みました、その根拠は・・・・。
右の道には東京大学。
立ち入り禁止の看板・・・・。
看板の奥が左の道。
看板は右の道側に立っている様に見えますが、あれじゃあ右の道は入っちゃダメと普通思いますよねぇ。(怒)
右の道を少し進むと東海自然歩道の看板・・・・今回もやってくれたなぁ、おい。
勝ったな、敵ではない・・・・などと思っていた時期がワタクシにもありました、華麗にフラグ回収です。(笑)
肌感覚で30分程のタイムロス。
この後もあと二箇所「東大トラップ」があり、うち一箇所間違えて何だかよく分からない施設に入ってしまいました。
東京大学、マジ許さんっ!!(笑)
東海自然歩道本で確認したランドマーク、山の中のお社。
百度石がありますが、一体誰がこんな山中で百度参りするのでしょう。
そして更に興味深いのは鞍馬山教会と書かれたこれ・・・・教会??
ここは神道??それともキリスト教??
神徳力士天神、と彫られています。
初めて聞く神様です。
お社はこれまた珍しいコンクリート製です。
一日も早く戦争が終わりますように・・・・。
お社付近のベンチでひと休み、ポカリ900mlが無くなりました。
想定より早い・・・・手持ちの水分も心許ないです。(泣)
少し進むと山道沿いに石階段、東海自然歩道本によるとこの先に天狗の像があるとの事です。
が・・・・パス!!(笑)
はっきり言って気持ちにゆとりがありません。
焦らず、しかし急いで進軍します。
小さな池を通過し・・・・。
大きな池、入鹿池に到着・・・・到着想定時刻より20分遅れています。
入鹿大橋からパシャ、日が・・・・落ち始めているっ!
そろそろ野営地を選定しなければっ!!
大橋の向こう側に自動販売機・・・・うぉぉぉ、有り難い!!
アクエリアス500mlの補給に成功です。
さて、自動販売機に釣られて入鹿大橋渡ってしまいましたが・・・・。
東海自然歩道的には大橋を渡らず、此方の奥入鹿橋を渡る順路になっています。
奥入鹿橋の上からパシャ。
・・・・ここで新たなアクシデント発生!!
立ち入り・・・・禁止だと!?
どうもこの先にあるもみの木キャンプ場閉鎖の工事をしている様です。
・・・・知らんわっ!!
廃キャンプ場に用はない、ワタクシは東海自然歩道を歩く登山者だぞっ!!
ここでストップなど普通に路頭に迷います・・・・突撃ーーーーっ!!
第一号橋。
怯むなーーーっ!!
第二号橋。
前進、前進、前進!!
途中工事関係者の車に何度か遭遇しましたが、特に咎められませんでした。
此方が閉鎖されたもみの木キャンプ場、此方は以前ネットでこの辺りの東海自然歩道を調べた時に閉鎖の情報を得ていました。
因みに手に入れた東海自然歩道本にはキャンプ場が載っています、時差がある様ですね。
また立ち入り禁止?
もうこんな物でワタクシの歩みは止められんぞっ!!
ん?
散歩にはリードをつけて??
・・・・ここが良いならさっきの通行止めも歩行者OKなのでしょう。
眉間に皺を寄せて突撃しましたが、何も問題なかった様ですね・・・・。(恥)
そして、狭すぎてバックパックが引っ掛かります。(笑)
・・・・いよいよタイムリミットが迫ってきました。
16:00、これが野営準備開始予定時刻・・・・野営準備をしてコーヒーを飲んで少しマッタリ、そして夕食を終える頃には日が落ちる計算です。
しかしこの雰囲気・・・・野営に適した場所があるか?
!!
川に降りられる小道があります。
ちょっとここの気分じゃないかなぁ・・・・。(笑)
もう少し歩いてみるか?この先にかけてみるか?
腕時計を見ると16:00ジャスト、マラソン ジェネラルパーパス軍曹が「馬鹿者、ここにしろっ!」と怒鳴りつけてきます。
ちょっと虫が多いかなぁ・・・・。
ヒルやヘビの気配無し、木に熊の爪痕無し、動物の足跡も無し・・・・そして時間も無し。(笑)
ピンボケですが・・・・野営準備完了!
虫が多いので河原でコーヒータイム、少しマッタリします。
突然大きな蜂?虻?にたかられました。
熊用スプレーを引っ掛けてやろうかと、ちょっと本気で思いましたよ。
暗くなってきました・・・・夕食準備。
レトルト中華丼にハンバーグ、アルファ米と魚肉ソーセージです。
食べ終わる頃には真っ暗に・・・・ライトを照らしながら川の写真を撮りましたが、このカメラでは何も写りませんでした。
暗闇の中でもう一杯コーヒーを飲んでテントに入ります。
獣の痕跡はありませんが、念の為獣除け線香を焚いて結界を張り枕元に熊スプレー。
アヒルノヒカリ、就寝です。
次回に続く?