のんびり山歩き

山歩きと古墳巡り 名古屋市東谷山

山歩きと古墳巡り 名古屋市東谷山

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

今回はラロのブーツのテストを兼ねての低山ハイキングです。

今回は選んだコースは名古屋市東谷山散策路、付近には古墳群もあるとの事なのでそちらも楽しみです。

志段味古墳群(しだみこふんぐん)は、愛知県名古屋市守山区上志段味地区[注 1]及び瀬戸市鹿乗町一帯にある古墳群。現存する古墳のうち7基が国の史跡に指定されている。

志段味地区のある東谷山の麓から龍泉寺にかけての周辺、更に尾張旭市瀬戸市などを含めた庄内川両岸の河岸段丘には多くの古墳が築造され、かつて100基を越える古墳が存在していたとされるが、この地区が戦前は軍の演習場であったこと、また戦後は民間への土地払い下げと開発に伴う区画整理が行われたことなどによって多くが失われた。

しかし、上志段味地区には未だ古墳が多く残されており、志段味古墳群、または上志段味古墳群と呼ばれ、いずれも4世紀から7世紀にかけて築造されたと考えられている。なお、名古屋市内の古墳のおよそ6割が守山区にあるとも言われている。

現存する古墳のうち、白鳥塚古墳は1972年に国の史跡に指定[1]。2014年(平成26年)10月6日付で尾張戸神社古墳中社古墳南社古墳志段味大塚古墳勝手塚古墳東谷山白鳥古墳の6基が追加指定され、史跡としての指定名称を「志段味古墳群」と改めた[2]。(Wikipediaより)

 

駅から徒歩で東谷山へ

最寄りの交通機関はJR中央線高蔵寺駅です。

ここから南に真っ直ぐ歩けば山道口に着きます。

東谷山フルーツパークと目指すと分かりやすく、道中看板が幾つかありますよ。

車で行く場合はフルーツパークの駐車場を使うと良いとの事です。

橋を渡って庄内川を越えます。

本日は風が冷たいですが、晴天です。

橋を越えると名古屋市です。

ちなみに高蔵寺駅は春日井市、名古屋市から電車で春日井市に来て歩いて名古屋市に入る・・・・不思議な感じですね。(笑)

・・・・これは何でしょうか?

マンホール?

初めて見ました。

何でしょう、よく解りません。

古墳並みに不思議なものです。(笑)

この辺りは交通量が多めですが歩道が無く、道幅も狭い場所があります。

多人数で訪れる際は特にご注意下さい。

おぉ、本日一つ目の古墳です。

 

白鳥塚古墳

四世紀前半に築造された大型前方後円墳で、愛知県三位の多きさだそうです。

墳丘が白色石英を用いて飾られておりその景観が白鳥を連想させることから白鳥塚と呼ばれるようになったとの事です。

綺麗に整備された公園になっています。

先程愛知県で三番目の大きさと紹介されていましたが、愛知県最古の古墳でもあるとの事です。

埴輪は見つかっておらず、埴輪を並べる文化が伝わる以前に造られた古墳と考えられているとの事・・・・むむむ、とても貴重な古墳ですね。

奈良県の大型前方後円墳と多くの共通点があることから、被葬者は大和王朝と深い関係があったと考えられているそうです。

早速、登ってみましょう。

道も雰囲気が出る造りで良いですね〜。

頂上です。

ここを後円部墳頂中央部と呼ぶそうです、初めて知りました。

ワタクシ、アヒルノヒカリは日本古代史には明るくありません。

前方部にも行ってみましょう。

こちらが裏から見た後円部。

そしてあちらが前方部。

前方部上部。

白石で飾られた姿を見たかったですね。

 

東谷山フルーツパークと東谷山散策路

不意に池に出ました、釣り人が結構います。

フルーツパーク到着、車ならここまで来れる訳ですね。

本日も華のないワタクシ、アヒルノヒカリは散策路に直行です!

どうやら、東谷山散策路内に古墳があるという事のようです。

この山にはリスやムササビが生息しているそうです。

見られる・・・・わけないかな〜。

落枝注意だそうです。

さあ、登りましょう!!

本日最初のシダ植物、ロープの苔も良いですね〜。

全体がしっとり湿っています。

ここ二、三日雨は降っていません。

元から水気が多いのでしょう、夏に来ると涼しそうですね。

それにしても・・・・階段だらけです。

東谷山27号墳。

こちらの石が石室の跡なのだそうです。

志段味古墳群には100を超える古墳があったらしいですよ。

階段だな・・・・。

だんだん険しくなってきました。

ふう・・・・階段です。

 

南社古墳

こちらは四世紀中頃の築かれた径約30mの円墳だそうです。

こちらでは埴輪が見つかっており、東海地方最古級なのだそうです。

墳頂にはお社があります。

被葬者は庄内川流域の首長を支えた有力者がと考えられているそうです。

コロナが早く収束しますように・・・・。

円墳の脇を通って、道はまだまだ続きます。

この山にはリスやムササビの他にもウサギやタヌキも住んでいるそうです。

糞や毛を通して野生動物やペットに病気がうつる可能性があり、ペットは持ち込まないで・・・・と書いてあります。

生態系保存のため立ち入り禁止のガラパゴス諸島ですが、細心の注意を払っているであろう研究者が入った事によって生態系が変化したなどという記事を読んだことがあります。

そして階段・・・・。

ここが一番長い階段エリアでした。

本日の悶絶階段地獄です。(笑)

 

中社古墳

中社古墳も先の古墳と同じく四世紀中頃に築かれたそうです。

こちらの古墳は前方後円墳、発見された埴輪は同じく東海地区最古級ということです。

こちらも墳頂にはお社・・・・。

こちらの被葬者は庄内川流域を収めた首長だと考えられているそうです。

埴輪などから同じ時代の古墳と思われ、先の南社古墳は円墳こちらの中社古墳は前方後円墳・・・・当然前方後円墳の方が有力者の墓という訳ですね。

コロナが早く収束しますように・・・・。

この場所には鳥の巣箱もありましたよ、良いですね〜。

また古墳の脇を通って先に進みます。

 

尾張戸神社古墳と展望台

おぉぉ、展望台が見えてきました。

コロナの影響で水がありません・・・・。

名古屋市ないで最も高い東谷山に築かれた直径27.5mの円墳で、こちらは四世紀前半のものだそうです。

四世紀前半の円墳ということで、最初に見た前方後円墳の白鳥塚古墳に葬られた庄内川流域の首長を支えた有力者の古墳と考えられたいるそうです。

円墳とは言え首長の古墳より高い場所に築かれたというのは、何やら不思議な気がしますね。

山頂の狛犬・・・・実に良いのです。

墳丘上には古代豪族尾張氏の祖先神を祀る尾張戸神社があります。

創建年 伝135年

旧社格・等級等 郷社・八等級・式内社

祭神 天火明命・天香語山命・建稲種命

コロナが早く収束しますように・・・・。

展望台に登ってみましょう。

庄内川と先ほど渡った橋が見えます。

低山とは言え、やっぱり山からの眺めは良いものですね。

逆側に降ってみましょう。

 

降り道

お社がありますが、何も説明書きがありません。

どちらの神が祀られているのでしょうか?

コロナが早く収束しますように・・・・。

突然、車両通行用の砂利道に出ました。

向かって右が登り、左が降りです。

先程の神社が山頂ですので登っても何もないかもしれませんが、時間はたっぷりあります。

ここは敢えて登ってみましょう。

やはり、先程の神社に繋がっているようです。

もう何もないかと思いきや・・・・。

砂利道から逸れた細い道でこれを発見しました。

水がお供えしてあります。

古墳?

霊石?

説明書きは見当たりません。

とても不思議な場所です。

・・・・それでは山を降りましょう。

車両用の砂利道は降りにくく、山歩きの雰囲気も不足しています。

ですが、開けている分周りの景色を楽しめます。

そして開けているからか、周りの音も良く聞こえます。

鳥の鳴き声、風の音、枝が落ちる音・・・・。

歩き心地以外は実に良いわけなのです。

ムササビは・・・・流石に見付かりません。

登りの狭い道より陽の光もよく届きます。

風が冷たいですが・・・・。

あぁ、今日も遊びに来てよかった。

陽の光を浴びた苔も綺麗ですね。

いつの間にか、道の脇に水が流れています。

此の湧き水は庄内川に出るのでしょうか?

動物捕獲用の罠を見つけました、猪用としては小さいかな?

罠から下は一気に人工物が増えます。

そのうち民家が見えてきました、本日の楽しい山歩きも間も無く終わりです。

 

東谷山白鳥古墳

本日最後の古墳は庄内川沿いにあります。

行きの渡った橋から見えていた・・・・用水路でしょうか?

ここまで近づけるのも珍しいです。

その脇には庄内川に流れ込む・・・・先ほど見た湧き水の集まりでしょう。

とても綺麗です、そして・・・・音が良い!

東谷山白鳥古墳は六世紀末から七世紀初めのものでそうです。

今まで見てきた古墳より大分新しいですね。

六世紀後半の東谷山西側には横穴式石室を持つ小型の古墳が約50基ほどあったそうです。

そしてこの東谷山白鳥古墳は、群集墳の中で唯一横穴式石室がほぼ完全な状態で残っている貴重な古墳なのだそうです。

立ち入り禁止ですが、窓から中を見ることが出来ます。

ここから馬具、刀、鉄鏃、須恵器などが出土したそうですよ。

そのまま庄内川沿いを歩いて元の橋に戻ってきました。

本日もありがとうございました。

本日歩いた東谷山は名古屋市内で最も高い・・・・といっても198m程の山です。

低山ハイキングではありますが、行きの階段はなかなか登りごたえがありましたよ。

山頂にが親子連れグループがお弁当を食べていました。

家族でも楽しめる、良い山だと思います。

古墳も見えますからね、男の子は喜びそうですね。

 

だんだん暖かくなってきますし、家族でハイキングなんて如何でしょう?

 

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