気ままなロードバイク旅

津島麩、よみがえる伝統食品 愛知県津島市 前編

津島麩、よみがえる伝統食品 愛知県津島市 前編

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

遂に緊急事態宣言が昨日解除され、ワタクシのロードバイクライフも再開となりました。

やっと・・・・やっと外出自粛生活から開放される時がきたのだ!!

 

津島麩とは?

・愛知県津島市の郷土料理の食材。

・江戸時代寛政年間(1789〜1801)に生み出され、藩主にも献上されていた。

・30年前に市内最後の製造店が廃業、更に15年前に市外で製造していた食品会社もやめたことで姿を消した。

・市内創業百六十余年の糀屋の7代目、加藤義隆さんが製造に関わっていた人達からの情報を元に数年がかりの試行錯誤で再現した。

・完成したのは去年の夏頃、何度か試食会を開き高齢者の「懐かしい」という大きな反響があった為販売開始。

ワタクシ去年偶然これを知りまして、ずっと気になっていました。

年末年始の寒い時期に行ってみようと思っていたところ再度のコロナ緊急事態宣言、機会を失っていました。

年末にスタートしてまだゴール出来ていない旅もありますが、心身ともに随分と鈍っている事でしょうから、今回はこの津島麩を探す旅に出かけることにしますね。

どんな食品なのでしょうか、とても楽しみです。

さあ、冒険の時間だ!

 

アヒルノヒカリ、西へ

目的地の津島市は名古屋の西に位置します。

この地に人が住居していた痕跡はなんと約2000年前の弥生時代、どうやら昔この辺りは本州から切り離れ海に面した島の様な場所だったそうです。

南北朝時代には湊町、津島神社の門前町として、江戸時代には佐屋街道の宿場町、明治時代には紡績業で栄えたという古くからの町だそうです。

曇りのち雨、雨は夜から降るというイマイチな天気予報でしたが「もう我慢できん」と出発、雲は多めでしたが晴れ間もよく出る暖かい一日でしたよ。

佐屋街道の名が出てきました。

目的の糀屋さんは市の中心街、津島神社付近にあります。

 

創業百六十余年の糀屋さんと津島麩

Googleマップを見ながら進んだその先は・・・・。

これは一目でわかりますね、宿場町などの古くからある街並みそのものです。

道沿いにある小さな神社が魅力的です。

街並みに見惚れていたら前を通過してしまったようです。(笑)

!?

ここ??

あ〜〜、ここね〜。

なるほど、ここね〜〜。

こういった建物を見るのは大好きですが、いざ中に入るとなると緊張します・・・・。

・・・・いざ征かんっ!

店員さん「いらっしゃいませ〜」

アヒル「ひぃぃっ」

・・・・は冗談ですけど本当に緊張しました、少し挙動不審だったかも知れません。(笑)

店内は物凄く綺麗、店員さんも笑顔で親切に津島麩の調理の仕方を教えてくれましたよ。

大豆や味噌に麹、シフォンケーキやプリンなどが売っていた・・・・らしいです。

いや〜、緊張して入店後すぐに「津島麩下さい」と店員さんに話しかけ、津島麩のみを買って出てきたという・・・・ね。

料理好きなので味噌や麹も見たかったし、プリンも好きなのですが・・・・やらかしました。(泣)

ゼイゼイ、ハアハア・・・・。

手に入れましたよ、これが津島麩です。

10個入りで380円、これが江戸時代からこの町の人々に食され、一度は姿を消すも再び令和の時代によみがえった食品です。

しかし、たった15年程度の時間で江戸時代から食されてきた食品が死んでしまうんですね。

ピラミッドの建造方法が不明なのと同じで、製造方法と製造に関わる人々が散霧してしまえば建造物だろうが食品だろうが工業製品だろうが問答無用で消えてしまう・・・・。

人類の文明とは案外脆いものですね。

糀屋さん、ありがとうございました。

この辺りの町並みをもう少し見てまわりましょう。

写真館、これはすごい!!

ここは本町筋というんですね。

商店街ではなく筋というところに歴史を感じます。

こういう場所にある、人々の生活と共にある小さい神社が好きです。

津島神社参宮道、津島神社にも寄りますね。

古い屋敷にカフェが入っています、これはオシャレですね。

糀屋さんの店先にもあった井戸跡、あちらは上切の井戸でしたがこちらは坂口町の井戸です

どちらも津島市指定祖先の遺産だそうです。

ちなみにこちらの井戸跡は一般住宅の隣り、身近に歴史を感じられる生活に憧れます。

ひな人形屋さん。

もの凄くカッコいい店構えです。

入る勇気は・・・・はい、ありません。

オシャレなショウケース、早く新しい主人が見つかると良いですね。

こちらにも小さな神社があります。

この家の人が羨ましいです。

あれは一体なんでしょうか?

遠くに煙突、銭湯でしょうか?

手前は倉庫に見えますが、どうでしょう?

こちらは間違いなく倉庫です。

ここにも小さな神社があります、その向こうにあるのは何でしょう?

Googleマップで調べたところ先程の煙突と倉庫、そしてこのタンク含めて酒造さんの敷地でした、なるほど。

新しいものと古いものが混在する、魅力あふれる町ですね。

こういう町に住みたいな。

宿場町など古い町の小道や裏路地を探索してカッコいい老舗に戦いを挑む(笑)、そんな旅シリーズをつくったら面白いかも知れませんね。

長くなったので、津島神社と津島麩の食レポ(?)は後半にしようと思います。

 

次回に続く?

 

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