定光寺周辺で山歩き 愛知県定光寺自然休養林
皆さん、お疲れ様です。
アヒルノヒカリでございます。
ここ最近一気に涼しくなりましたね。
そろそろ山歩きのシーズンになってきました。
今回は近場のハイキングコースを歩きに行きます。
愛知県定光寺自然休養林
今年初め、東海自然歩道を歩いた折に見つけたハイキングコースです。
という訳でやってきました、JR定光寺駅。
本日はJR定光寺駅からスタート・・・・。
東海自然歩道を歩いた時とは逆向きです。
苔が綺麗ですねぇ。
マイナスイオ〜〜ン!(笑)
あの時とは逆向きですし時間帯も違うので、見える景色も全然違います。
「こもれびの径」、この看板でハイキングコースの存在を知りました。
ここから登り道、未体験の山道です。
はっきり道だとは分かりにくい、なかなか歩き甲斐のある道です。
じっとり汗をかく登りを終えると舗装道に出ました。
看板発見!
現在地から森林交流館まで行って、そこからまなびの径(緑)→安吉池の外周(黄)→野外活動センター外周コース(赤紫)→まなびの径を少し戻ってこもれびの径(赤)→ゴール、という道順で本日の山歩きを楽しみます。
森林交流館
森林交流館へはこの舗装道路を歩いて行きます。
ここの苔も綺麗ですね。
歩道が殆どありませんが、車も殆ど通りません。
本日は秋晴れ、気持ちのいい天気です。
ここで一息、昼飯のあんぱんを食べます。
おじさん、おばさんのご夫婦に会いました。
ご挨拶をすると「美味しそうだねぇ」と返してくれました。
ワタクシ、こういう何気ない会話が好きです。
立派な建物、どうやら資料館の様です。
此方はテーブルと椅子が多数並んでいました。
立派なのは良いですし見るのも好きですが・・・・こういう施設は誰の為に、そして何の為に建てたのか疑問を感じてしまいます。
知らない間に随分高い所まで来ていましたよ。
ここから「まなびの径」に入ります。
まなびの径
「まなびの径」は分かり易く、そして歩き易い道です。
湧き水の流れる音が心地よいです。
歩き易いのですが・・・・道幅が狭いからでしょうか?
それともあまり歩く人が居ないからでしょうか?
蜘蛛の巣が・・・・なかなか多いです。
手刀でズバズバ切り裂きながら進みます。
シダ植物・・・・山道に来たという感じがしますね。
ほぼ一本道・・・・途中「こもれびの径」との別れ道、そして2カ所舗装路と交わりますが看板がしっかり立っているので迷う事はないでしょう。
安吉池
思ったより大きい、温かみのある池です。
ここで山道の整備としている方に出会いました。
少し世間話をしながら池の周囲を廻る道について尋ねると・・・・。
「うーん、もう藪に埋もれていて大変だよ」という事です。
確かに見た目もなかなか大変な事になっています・・・・わざわざ突入する事もないでしょう。
ハイキングコースの地図には載っているのですが、整備が行き届いていないという事なのでしょうね。
そう、未整備の山道にわざわざ突入する事もない・・・・後々このフラグをしっかり回収するアヒルノヒカリなのでした。(笑)
何でしょうか、藻??
じーっと見つめると不思議な気分になってきます。
整備の方はこういったロープを貼り直してくれていました。
ありがとうございます。
鹿乗3号墳
地図上でも確認していましたが、この山道には古墳があります。
隣の駅であるJR高蔵寺駅近くの東谷山にも古墳があったなと思いながら看板を読むと、やはり彼方の古墳群についても関連がありそうと紹介されていました。
彼方を廻ったのは今年の頭でしたねぇ。
本格的な発掘作業がなされていないのではっきりしていないそうですが6世紀前半から7世紀後半、古墳時代後期のものとの事です。
古墳と聞くだけで貴重な感じがしますが、発掘作業しないという事は特別貴重という訳でも無いという事でしょうか?
ぐるっと廻って観察してみましたが、やはり蜘蛛の巣がキツイです。
野外活動センター外周コース
怪しいキノコ・・・・。(笑)
時計回りなので右にカーブしているはずですが、歩くと真っ直ぐに感じます。
山道の怖い所ですね。
一部崖沿いの細い道を歩きます。
なかなか良い雰囲気ですよ。
上に何か見えます、きっと「野外活動センター」でしょう。
ちょっと上ってみましょうか・・・・。
良く整備されたキャンプ場です。
小学生の頃、喘息持ちだったワタクシは夏休みに保健所主催の転地療養キャンプに参加しました。
あの大型の据え置きテント、あの時のキャンプ場に似た雰囲気の・・・・まあ古いタイプのキャンプ場ですね。
最近流行のキャンプ場は車を乗り入れられるオートキャンプ場・・・・綺麗で快適、そして色々な便利でお洒落なレジャーアイテムを楽に沢山持ち込めます。
ワタクシは4泊5日の転地療養キャンプで薪を割り、火を起こし、ハンゴウで飯を炊き、テントに侵入した虫に怯え、そして虫の巣窟と化していたトイレに絶望し便秘になりました。(笑)
更に夜間ハイキングでビビって泣き、そして折角親が買ってくれた結構な値段したであろう蛍光灯付き懐中電灯を落として壊しました。(笑)
令和現在の感覚で言うと・・・・小学校低学年生がやることではない。(笑笑)
そんな強烈な印象を懐かしむワタクシは、キャンプと聞くとそう言うもんだと反射的に思ってしまいます。
さあ、山歩き続行です。
はっ、クマ!?
「2021年6月目撃情報あり」と書いてあります。
少々油断していました、クマ除けの鈴を付けて来るべきでした。
こもれびの径
「野外活動センター外周コース」を歩き終え、「まなびの径」を戻り・・・・。
ここから「こもれびの径」に入ります。
・・・・うわ、ちょっと待った、ナニアレ!?
うーん、辛うじて道はありますが・・・・。
蜘蛛の巣も酷い・・・・もう手刀では捌けない量です。
仕方がないのでその辺に転がっている木の枝を拾って、それで対処します。
クモには申し訳ないのですが、どうにもなりません。
あー、これは・・・・。
うーん、これは・・・・。
もう完全にハイキングコースが自然に負けている・・・・。
「未整備の山道にわざわざ突入する事もない」などと言いましたが、しっかりと入り込んでしまいました。
草どころか木が覆い茂っています、人が歩いた気配が感じられません・・・・。
しっかりと埋もれていますね〜。
戻れば良いのでしょうが、ここまで来るとやはり突破したくなってしまいます。
幸い靴や服装は対応出来ています。
この辺りは湧き水で泥濘んでいました。
ローカルなハイキングコースですから、全ての山道を整備する予算と人員が無いのかもしれません。
そして予算を付ける程ハイキング客も訪れないのでしょう。
平日とは言え、今日出会った人は五本の指で数えられます。
そう考えると東海自然歩道はかなり整備に力が入っていますね。
えっ?
おいおい、柵で塞がってないか??
うぬぬぬぬ、柵を乗り越えて何とか脱出です。
・・・・。
立ち入り禁止とは書いてありませんが、出入り口はロープで閉められています。
雰囲気的にも物理的にも実質ここは立ち入り禁止ですね・・・・。
こちら側からアクセスしたら、ワタクシと言えど入らなかった事でしょう。
ここまでの道のりを考えると、一思いに立ち入り禁止と書いて封鎖した方が良いかも知れません。
地図上でも「こもれびの径」と舗装路が交わる点があるので道は合っています。
この先の「こもれびの径」はどうなっているのでしょうか?
とにかく探してみましょう。
!!
うーん、大丈夫そう・・・・ですよねぇ。
大丈夫だよね・・・・?
湧き水でもうベチャベチャです。
この丸太の橋もグラグラです。
やはりこの先も整備が行き届いてはいないようですね。
砂防ダム。
この辺りは至る所から水が滲み出ています。
きっと庄内川に流れ込んでいるのでしょう。
此処が危なかったです。
はっきり道が分からず・・・・。
湧き水に沿って登るのかと思い、少々登って振り返ると・・・・。
地面に落ちてしまっているロープは、湧き水の向こう側に続いていました。
いや〜、危ない所でした。
この後写真を撮る隙がない程の歩きにくい傾斜を下ると・・・・。
ゴール・・・・いや、ちょっと待ったっ!!
登り始めた場所と違う場所に出たんですけど・・・・。(焦)
「こもれびの径」ならぬ「こもれびの怪」!!
まあ、今更です・・・・結果オーライという事で・・・・。
最後まで歩きごたえのあるコースでした。
ありがとうございました。
合計4時間の道のりでした。
定光寺は紅葉の名所で有名です。
紅葉を見に来たついでにこのハイキングコースを歩くのも良いと思いますよ。
ただ・・・・2022年10月現在、「こもれびの径」はほぼ未整備状態です。
「まなびの径」から普通に入れてしまうので気を付けて下さい。
歩くにはそれなりの服装と覚悟が必要ですよ。
地図上にはしっかり記載されているのに・・・・こういう事もあるのですね。
マイナーなローカルハイキングコースならではかも知れません、勉強になりました。
注意が必要ではありますが・・・・ワタクシ、こういうの好きです!(笑)
低山ハイキングに適した季節になりました。
皆さんの身近には、どんなローカルハイキングコースがありますか?