のんびり山歩き

岐阜のグランドキャニオン 岐阜県遠見山、納古山 前編

岐阜のグランドキャニオン 岐阜県遠見山、納古山 前編

 

皆さん、お疲れ様です。

アヒルノヒカリでございます。

本日はここ、JR下麻生駅に来ています。

アヒルノアジトのある名古屋からJR中央線で多治見駅、太多線に乗り換え美濃太田駅、さらに高山本線に乗り換えてここまでやって来ました。

一時間強程度の電車旅でしたが、乗ったことのない路線に乗るのは中々楽しいものですね。

さて、本日目指すのは「岐阜のグランドキャニオン」と呼ばれている絶景を見ることができる岐阜県加茂郡にある遠見山です。

 

遠見山登山口へ

Googleマップで経路を確認し歩き出すアヒルノヒカリ・・・・と、不意に電動車椅子に乗ったおじさんに声をかけられます。

「どこ行くの?」

「山です。」

「じゃあ、これ読んどいて。」

と小さな紙を渡され・・・・颯爽と行ってしまいました。

???

・・・・うーん、この地域の歴史が書かれています。

ガイドっぽい雰囲気は皆無な方でしたが・・・・うーん、地元の方でしょうか?

登山客皆んなに配られているのでしょうか?

一通り目を通し再び歩き出すアヒルノヒカリ・・・・。

あぁ、こういう風景・・・・好きです。

先程の方がUターンして来られ、再び声をかけられました。

この辺りはかつて林業が盛んな地で、木材を筏にして川を下り巨万の富を築いていたそうです。

この地域の人々は先程ワタクシが乗り換えた美濃太田まで下り、そこで別の筏乗りと交代し賃金を受け取り徒歩でここまで戻ってくるという事を生業としていたそうですよ。

筏にした木材は木曽川に出てさらに下り、やはり名古屋方面に運ばれたのだそうです。

少々郷土愛が強すぎる話もありましたが、その辺りは割愛させて頂きます。(笑)

今回は山道の事しか下調べをしていませんでしたので、地域の興味深く有意義な話が聞けて良かったです。

ありがとうございました。

おじさんと別れて再び山を目指します。

いよいよですよ。

立派な木に・・・・。

椎茸栽培。

これは何でしょうか?

こちらが遠見山登山口です・・・・いやぁ、良い雰囲気ですね!

ドキドキが止まりません、本日も楽しんでいきましょう!!

 

見晴らし岩

ありがとうございます。(笑)

・・・・。

これは・・・・。

恐ろしく急で細い道・・・・かなり登り難いです!

そして道そのものも判り難い・・・・山の雰囲気に馴染むまで注意深く全体を見渡さないと、コースから逸れてしまいそうです!

ロープに掴まらないと進めない場所もあります・・・・これは予想外ですよ!

ここで別れ道・・・・最初の目的地は岐阜のグランドキャニオンが見渡せる見晴らし岩です。

展望岩は山頂へと続く周回コースの内側にあります。

ここかなぁ・・・・脇道に入ります、しかし細い!

横は崖でこの狭さ・・・・中々歩きごたえがあります。

壱の笑・・・・息が切れて笑えません。(苦笑)

あぁ、良いですねぇ。

そのまま崖沿いの細くて狭い道を進みましたが・・・・どんどん狭く過酷になっていきます。

超本気を出せばまだ進める・・・・とは思ったものの、この道がハイキングコースな訳が無いと引き返しました。

本コースに復帰・・・・こちらも中々の過酷さです。

崖の様な傾斜を登っていきます。

幽霊草!?

5〜8月だそうです・・・・興味深々です。(笑)

弍の笑・・・・息が切れて出るのは苦笑のみです。

物音がしたので奥の崖を見たところ・・・・なんと野生の日本猿の群れが現れました!!

あぁ、もっと望遠のきくカメラだったなら・・・・。(泣)

陸上自衛隊にいた頃一度だけ演習中に猿の群れに出会いました。

ワタクシたちは食事中・・・・木の上から群れに散々威嚇され、そっと食べ物を置いて逃げました。(笑)

登り始めてまだ一時間もたっていません・・・・この山は全くもって油断ならない。

ありがとうございます。

こんなに親身に応援してくれるハイキングコースは初めてです。

ハイキングコースをつくった人達も過酷さを自覚していたのでしょう。(笑)

参の笑。(苦笑)

ありがとうございます。

ここが別れ道でした。

右が山頂、そして左が見晴らし岩です。

ここにはベンチがありご夫婦が休憩されていました。

よく登山するがここ程きついコースは無かったとの事です。

そして先程の別れ道でワタクシと同じように間違われたそうです。

見晴らし岩までご一緒しました。(嬉)

 

岐阜のグランドキャニオン

旅は道連れ、三人で見晴らし岩に向かいます。

到着!

うう、高い・・・・。

お好きな方は岩の先に座ったりされるのでしょうが・・・・ワタクシはご遠慮致します。(恐)

これが岐阜のグランドキャニオンと呼ばれている風景です・・・・これは凄いっっ!!

(「ホースシューベンド-photoAC」より)

この景色に似ていることからそう呼ばれているとの事ですよ。

名付けた方はここを訪れたのでしょうか、それとも博識な方だったのでしょうか、確かに地形がそっくりです。

赤茶色の本家グランドキャニオンは当然ながら力強く雄大な景色ですが・・・・岐阜のグランドキャニオンも決して引けを取らない素晴らしい景色です。

緑豊かな雄大で美しい景色ですよ。

正直・・・・ふふグランドキャニオンとは大きく出たなぁ、名前負けしてしまうのではないか?

・・・・などとワタクシ思っていました、申し訳ありません侮っておりました。

あの橋・・・・帰りに寄ってみよう。

ご夫婦の話ではどうやらTVで紹介されていたとの事です・・・・知りませんでした。

ご夫婦は山頂へは行かずショートカットして周回コースの反対側に出られる道を行き下山されるとの事・・・・ここでお別れです。

楽しかったです、どうかお気をつけて。

 

遠見山山頂

モリアオガエル!

この山にも生息しているのですね、一度野生のモリアオガエルを見てみたい常々思っています。

登ります・・・・ここまでの道のりに比べればどうという事はありません。

そして例の応援看板も・・・・ここから先はもうありません。(笑)

ため池、「晴天が続いても枯れないという不思議な池です」と書かれています。

水溜りのような小さな池です。

枯れない、という事はどこからか水が沸いているという事でしょうか?

よーく観察しましたがそれらしいものは見つかりませんでした。

季節的に生き物も見られませんでした、夏に訪れたらきっと生き物を沢山見られる事でしょう。

モリアオガエルも、もしかしたらこの辺りにいるのかもしれませんね。

何でしょう、休憩所?

中は大分傷んでいます。

遠見山山頂に到着。

遠見山山頂には秋葉神社があります。

戦争もコロナも早く収まりますように・・・・。

山頂からの景色もまた素晴らしい。

岐阜のグランドキャニオンを横から眺める形になります・・・・先程の橋も見えますね。

こちらにもおばさんがいて熱心に写真撮影されていました。

やはりTVを見ていらっしゃたとの事・・・・甘く見て普通の靴で来ちゃったから滑る滑る、と仰っていました。

靴以外は登山の服装でしたので、よく山を登られる方なのでしょう。

どんな番組だったのでしょうね、勿論TVが「大変だから初心者は行くな」などとは言わないでしょうが・・・・それなりに責任を持って正しい情報を提供して頂きたいですよねぇ。

 

鉄塔展望台

次の目的地は山頂の奥にある鉄塔展望台です。

シダ植物・・・・山道に来たという感じがして好きです。

森林の間から見える景色も、とても良いです。

町の方は少しモヤがかかって見えます。

時間的に霧ではないでしょうが何でしょうね?

おっ、鉄塔が見えてきましたよ。

鉄塔展望台到着、真下から鉄塔をパシャ。

ここからはグランドキャニオンは見えませんが、遠くまで続く山々が見えて良い景色です。

こちらにもご夫婦の登山客がいらっしゃいました。

どうやらこの先がある様です。

ワタクシの計画ではここで下山なのですが、ご夫婦はこの先にも行った事があるらしく「ここよりもっと良い景色ですよ」と教えてくれました。

何でもここから尾根と山頂を歩いて縦走が出来るそうです。

尾根伝いに隣の山へ・・・・そして縦走・・・・なんて甘美な響きなのでしょうか。(笑)

隣の納古山山頂まで二時間とあります。

往復で四時間、暗くなる前にここに戻って来れます。

ご夫婦に「行ってみようかなぁ」と行ってみると「是非」と返してくれました。

電車で来たと伝えると「え、うーん」と一瞬不穏な空気が流れた後に「若い方なら大丈夫ですよ」とおっしゃってくれました。

さあ、エクストラチャレンジの始まりです!!!

 

・・・・「え、うーん」(フラグ)の正体は後ほど発覚します。(笑)

 

次回に続く?

 

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