新堀川と環境井戸 名古屋市新堀川

皆さん、お疲れさまです。
アヒルノヒカリでございます。
先日の堀川記事で少しだけ触れた新堀川ですが、どうやらこちらの川でも浄化施策が始まっているそうですよ。
新堀川

またやって来ました、七里の渡し。

新堀川はこの地で堀川に合流します。
左側が新堀川、奥が堀川の下流・・・・名古屋港まで流れています。

本日はこの新堀川を辿っていきます。

はい、今日もはっきり言ってお世辞にも綺麗とは言えません。(笑)

かつて名古屋市千種区今池辺りを源流としていた精進川という川があったそうです。
湧き水によって豊富な水量を持っていたその川は、どうも曲がりくねっていて洪水の元になっていたとの事です。

この洪水の発生を防ぐと共に、船舶の航行と下水処理の受け皿とする為の運河が造られました。
それがこの新堀川・・・・完成したのは1910年、明治16年です。

柳の木、最近あまり見ない気がします。

元となった精進川は1926年、大正15年に埋め立てられ消滅してしまったとの事です・・・・。


お世辞にも綺麗とは言えません。(笑)


両舷の細くて小さい建物が魅力的です。


新堀川の碑。

新堀川は水源が乏しい事や潮汐の影響で水流が滞り水質の悪化、悪臭や白濁が発生する事が課題となっているそうです。
確かに橋の上から眺めると流れが逆流しているように見えます、そして良くない匂いがします。

お世辞にも・・・・以下略。(笑)

その水環境改善の為の浄化施策が2026年7月から始まっているのです。

迫力あるタンク!

さて、その水環境改善の為の浄化施策で新たに造られたのが・・・・。

この環境井戸です!!
うーん・・・・全方向円墳かな?(笑)

環境井戸は新堀川沿いに四基造られました。

そのうちの一つ、法螺貝橋井戸です。
新堀川は塩水と淡水の二層化が発生しているそうです。
川底には比重が大きく酸素をほとんど含まない海水が溜まっていて、それが悪臭や白濁の原因の一つなのだとか・・・・。
どうやら1リットル当たりの酸素量が・・・・何と現在ゼロだそうで、これを2ミリグラム程にすれば悪臭が出にくくなるそうですよ。

そこで造られたのがこの環境井戸!
地下水をポンプで汲み上げて水路で酸素を溶け込ませながら、新堀川の川底に導水して酸素を供給しようという訳だそうです。
かなりの水量です。
白く濁って見えます・・・・これが酸素なのかな?

このジグザグは何だろうと思いましたが、どうやらこれで距離を稼いで酸素を溶け込ませるようですね。

おぉぉ、手押しポンプ!


うーん、残念ながらあまり出ませんでした。(笑)
わざわざ市民が体験出来る様に造ってくれたのでしょう。


市の中心地に入っていきます。

二つ目、富士見橋環境井戸。



先程の井戸に比べると少々小さいですが、水量はたっぷり出ています。

そして酸素を溶け込ませるジグザグ。

導水パイプ、これが川底まで続いているのですね。

両岸の建物も背が高くなってきました。

三つ目、記念橋環境井戸。


此処だけ見ると分水っぽく見えますね。

ジグザグ。

中心地。

四つめ、最後の鶴舞橋環境井戸広場。

ガラッとデザインを変えてきましたねぇ。

他の井戸と違い、柵がありません。

井戸水に触れてみました。
そこまで冷たくはない・・・・出しっぱなしにした水道水の水温程度です。


下まで降りてみましょう。

ジグザグ水路がジグザグになっています。(笑)



新堀川。


此処はその新堀川が生まれるところでもあります。
如何にも運河、三方が建物に囲まれています。
すぐ北側にはテレビ塔がある久屋大通公園があります。

新堀川が生まれるところにあるのは・・・・堀留水処理センター。


魅力的な装置の数々が見えそうで見えません、塀が高い・・・・。(笑)


古いポンプが展示されています。

みのくち式渦巻ポンプというそうです。



堀留下水処理場旧施設の写真と解説。

日本初の活性汚泥法
ここ堀留の地から始まる
ありがとうございました。
堀川の水質改善とほぼ同時にスタートした新堀川の水質改善。
堀川はアジア競技会などの国際イベントに合わせて木曽川からの導水、水を入れ替えて景観の改善を計っています。
対して此方の新堀川・・・・今回初めて川沿いを走りましたが住宅や会社、工場などのみで堀川の様な洒落た川沿いの飲食店などはありませんし、名古屋城などのランドマーク沿いを流れている訳でもありません。
そして堀川は3年間に対して新堀川は無期限です。
地域住民の為の恒久的な悪臭対策に特化している様に思えます。
目的や地域によって違う導水方法を採用いる訳ですね。
環境井戸とは水環境の改善や災害用の生活用水確保を目的に整備された井戸を指すそうです。
今回の環境井戸は飲料不可ですが・・・・井戸のデザイン、体験用の手押しポンプも造ってみたりと結構気を使ってくれているよなぁと感じました。
まあハッキリ言ってしまうと手押しポンプを触る人なんていないでしょうし、マジマジと井戸を観察する人もいないでしょう。(笑)
ただ役人さん達もどうしたら地域住民に受け入れて貰えるか、親しんで貰えるか・・・・きっと色々考えてくれたのでしょう、ちょっとズレていたとしても・・・・。(笑)
清水わくわく水、つるのめぐみ、そして今回の四つの井戸と・・・・もしかして名古屋市の南北に巨大地下水脈があるのでは?とワクワクしながら調べてみましたが、残念ながらそうではありませんでした。
どうやら多数の水脈や地下水が存在する様です。
今回の四つの環境井戸が汲み上げる地下水は、かつて埋め立てられてしまった精進川の水源なのかもしれませんね。
新堀川の水質改善は無期限ですが、堀川の3年後に合わせて此方の悪臭改善の是非も体感したいところです。
という事で皆さん、3年後の新堀川で会いましょう。