ヘレナイフ トリプルラミネートスチール比較

皆さん、お疲れさまです。
アヒルノヒカリでございます。
今回はヘレナイフ独自の鋼材、トリプルラミネートスチールの比較をしてみます。
トリプルラミネート ステンレススチールとカーボンスチール

トリプルラミネートスチールとはナロータングナイフのブレードに使われているヘレオリジナルのマテリアル。
フルタングナイフには使われていません。
上がカーボンのバイキング、そして下がステンレスのシグムンドです。


トリプルラミネートカーボンスチール(H3LC)
硬い炭素鋼の芯材を挟み込む様に耐食性のあるステンレス層でサンドイッチした3層構造のブレードだそうです。
抜群の切れ味と粘り強さが特徴でトリプルラミネートステンレスに比べ硬度が高く堅牢、そして優れた切れ味と靭性を持つとの事です。
刃が木材に過度に食い込み過ぎず滑らかに削り易いため、フェザースティック作りに適しているそうです。
1960年代から使われているヘレ伝統の製法で、手作業によるスカンジグラインドで仕上げられているとの事ですよ。
2026年現在のラインナップではこのバイキングにのみ採用されています。
2025年に発売された数量限定モデル、フィヨルディング 50周年記念リミテッド エディションに採用されていました。
此方のモデルのブレードには焼きが入っていませんでしたので、トリプルラミネートカーボンだからと言って全て焼きが入る訳では無い様です。


トリプルラミネートステンレススチール(H3LS)
芯材に切れ味の鋭い高品質なカーボンを含んだ高硬度ステンレス鋼が使われ、外側を粘り強く耐食性や強度に優れたステンレス鋼で包み保護しているそうです。
硬い芯材により箱から出した時からシャープなエッジを持っていて、切れ味と研ぎ易さの炭素鋼の良さと錆び難く折れ難いステンレス鋼の良さを両立させているのが特徴との事です。
2026年現在のラインナップ中全てのナロータングに採用されている訳では無く、他社製ステンレス鋼を採用しているモデルもあります。
トリプルラミネートステンレススチール採用モデルは1/3程でしょうか。
ワタクシの印象としては、凝った作りでヘレの独自色が強いモデルに採用されている様に見えますね。
・・・・と言う事で、どちらも硬い芯材を外側の金属で挟み込んだ3層構造の鋼材です。
インプレッション
さて、鈍感なワタクシにこの違いを感じ取る事が出来るでしょうか?(苦笑)

適当な木がありませんので、このかまぼこの板を削ってみましょう。

フェザースティックを作ります。

・・・・。

・・・・。
・・・・!!
あっ、これは体感出来たかもしれない!!
どちらも良い切れ味ですが、トリプルラミネートカーボンスチールのバイキングの方が刃が深く入り易い。
そして深い所からスーッと削り易いですね。

向かって右がトリプルラミネートステンレス、左がトリプルラミネートカーボンです。

バイキングのカーボンブレード。

シグムンドのステンレスブレード。
フェザースティックはあまり薄く削るとパラパラと落ちてしまいます。
より深く刃が入り易く、より厚く削り易いバイキングの方が良いフェザースティックを楽に作れます。
トリプルラミネートカーボンスチールの紹介に「フェザースティック作りに適している」とありましたが、これをしっかり体感出来ましたよ。
ありがとうございました。
現在はステンレスブレードのナイフが殆どですが、ステンレスと言っても色々なステンレス鋼があります。
今回はカーボンとステンレスでしたが、手持ちのステンレスどうしを比べてみるのも面白そうですね。
皆さんはどんなナイフをお持ちですか?