黒川樋門と馬頭観音 名古屋市黒川樋門

皆さん、お疲れさまです。
アヒルノヒカリでございます。
馬の守り仏、馬頭観音・・・・意外な場所で見付けました。
黒川樋門

名古屋市北区の黒川樋門、ワタクシ好きです。

付近を通る時はいつもここに立ち寄り・・・・。

樋門の上をコトコトとチャリで走ります。

写真を撮りながらじっくり見るのは初めてかも・・・・。

この先にはポンプ場、そして矢田川です。
錆びついたハンドルがなかなか良い感じですね。



この木材の色合いも味わい深い。

景観重要建造物。

柵の適度な劣化具合も良い雰囲気ですね。

矢田川から流れてくる水・・・・名古屋城、中心街、そして名古屋港まで流れます。


あそこに何かあるなと気付いてはいましたが・・・・いつもスーッと通り過ぎていました。


天然プールの碑。
そして隣りには・・・・。

トタンで作られた地蔵堂。

お地蔵様と・・・・。

馬の守り仏、馬頭観音・・・・こんな所にいらっしゃるとは!
早く戦争が終わりますように・・・・。

ありがとうございました。
帰宅後調べました。
先日記事にした名古屋市守山区の龍泉寺、ご本尊が馬頭観音でした。
記事では寺院と神馬の像について調べましたので、今回は馬頭観音を詳しく調べてみます。
馬頭観音は観音菩薩の変化身、六観音の一尊だそうです。
他の観音が女性的な穏やかな表情なのに対し、馬頭観音は憤怒相であり明王に分類されることもあるとの事です。
怒り顔の観音様はとても珍しいそうですよ。
梵名は「ハヤグリーヴァ」と言い「馬の首」という意味だそうです。
さらに「ハヤグリーヴァ」とはヒンドゥー教の三大神、ヴィシュヌ神の異名だそうで馬頭観音の成立における影響が指摘されているとの事ですよ。
実際、仏教にはヒンドゥー教の神様を取り込んだ仏様も幾つか存在します。
もし馬頭観音=ヴィシュヌ神ならば、一尊だけ憤怒相というのも理解できますね。
ヒンドゥー教の最高神の一柱は流石・・・・他の観音とは一線を画す存在であり、珍しい憤怒相は威厳に満ちた別格の相なのでしょう。
馬の守り仏というのはどうやら日本の民間信仰の様です。
それで馬頭観音は畜生の保護仏として、農耕馬の無病息災や旅の安全を祈る石碑・石仏が各地の道端などに多く立てられたとの事です。
香流川沿いや黒川沿いの馬頭観音像は、こういう意図で立てられたのでしょう。
ヒンドゥー教の最高神が仏教に取り込まれ・・・・更に中国や朝鮮で多くの解釈や影響を受けた事でしょう。
その後百済を通して日本に伝来し日本の神々と集合され神馬の像を奉じられ、民間人に馬の守り仏として全国各地の道端に像が立てられた・・・・。
ですから今回見つけた川沿いの小さな馬頭観音像は元を辿ればヴィシュヌ神という事になります。
ややこしくて面白い、不思議で興味深い。
午年の2026年もあと僅か・・・・神馬の像探しに加え、町の馬頭観音像も探しに行きたいところです。
皆さんの町にはどんな馬頭観音像がありますか?